墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

水車の坂 東京都北区西が丘

赤羽を再訪した際、地図で気になっていた「水車の坂」も訪ねてみた。 野間坂を上がってそのまま西へ200mほどの場所。 ピンの位置に標柱あり。 水車の坂現在は石段(北区西が丘2-27-12地先)となっていますが、昔はこの下に水車小屋があり、近くの農家が利…

赤羽台団地 東京都北区赤羽台

前回のつづき、「大坂」を上がった先の赤羽台1丁目1番地。 2020年1月末までに解体され、新たな建物「ヌーヴェル赤羽台」に置き換わっていく予定。 UR都市機構のサイトによれば、赤羽台団地は昭和37年(1962)に旧日本住宅公団(現UR都市機構)建設した総戸数…

大坂 東京都北区赤羽西

スリバチツアーの翌週、再訪した際に訪ねた坂をいくつか。 まずは赤羽駅西口から徒歩1分の大坂へ。 日高屋の脇を入る。 地形に沿ったカーブで緩く上り始めます。 その先の分岐から、少し傾斜が急に。 分岐の脇に標柱があった。 植込みの草を寄せて撮影。 こ…

赤羽スリバチ探訪ツアー(その4) 赤羽自然観察公園・旧松澤家住宅~赤羽緑道公園(廃線跡)~赤羽八幡神社

前回のつづき、ツアー記の最終回になります。 蛇坂を経て着いた赤羽自然観察公園は、赤羽台南側の谷戸のどんづまりでした。 一部は保護区域になっていて、今でも水が湧いています。 流れ出た小川の観察ポイント。北区赤羽天然水? 茅葺民家もありました。 北…

赤羽スリバチ探訪ツアー(その3) 清水坂公園~野間坂~稲付公園~鳳生寺坂~蛇坂

前回のつづき。 香取神社を訪ねた後は、200mほど南の清水坂公園へ。 親水施設で遊ぶ子供たちで賑わっていた。流れは人工のもの。 広い芝生の斜面もある憩いの場。 斜面の裾には古代の遺跡、ではなく、水の湧く(湧いていた?)ところをモニュメンタルに仕上…

赤羽スリバチ探訪ツアー(その2)真正寺坂~稲付香取神社

前回からのツアーのつづきです。 和菓子屋さんの横を通っていくと階段道が。 下から見上げた階段。 降りた道も坂でした。 民家の間から普門院の仏塔。 下った先の、坂名標柱。 真正寺坂岩槻街道沿いの赤羽西派出所から西へ登る坂です。坂の北側(赤羽西2-14…

赤羽スリバチ探訪ツアー(その1) 稲付城跡(静勝寺)~亀ヶ池弁財天~三日月坂

9月14日の土曜日、東京スリバチ学会の皆川会長が自らガイドする街歩きツアーに参加しました。 運営会社にTABICAが入っていますが、当日は会長一人ですべて切り盛り(充実した楽しいツアーでした。ありがとうございました!) 自分は初参加でしたが、「スリバ…

小平沢古墳 山梨県甲府市下向山町

前回のつづき、この日の最後に訪ねたのは、天神山古墳の麓から徒歩20分の小平沢(こびらさわ)古墳。 丘の斜面の農道を右へ左へと歩みを進めます。一般車では困難そうな道幅と傾斜。 上るにつれて、甲府盆地の眺めが良くなります。 丘の上、木立の下に墳丘の…

甲斐天神山古墳(外観) 山梨県甲府市下向山町

上の平遺跡の方形周溝墓群を見た後は、滝戸川が流れる南西側の谷筋へ降りて、川向うの古墳を訪ねてみました。 一つ目は川沿いの甲斐天神山古墳。徒歩20分の距離。 行けそうで行けない近道で迷いつつ、結局車道の坂を下りる。遠くの南アルプスが少し顔を出し…

大丸山古墳(辺り) 東山南遺跡 上の平遺跡(方形周溝墓広場) 山梨県甲府市下向山町

山梨県立考古博物館を見学した後は、企画展でフィーチャーされていた「上の平遺跡」を目指して丘陵を登りました。 丸山塚古墳のそばにあった公園マップを再掲。 一番下(北)に博物館、左上の四角いぶつぶつが上の平遺跡。道がくねくねしているのは坂が急で…

「山梨にでっかい古墳ができたわけ。上の平遺跡発掘40周年」展 山梨県立考古博物館@甲府市

前回のつづき。 いよいよこの日の目的地、山梨県立考古博物館(の企画展)へ。 県立の博物館なので、大きくて立派な建物。 バス停を降りたときは止んでいた雨が、銚子塚に上がった時に降り出していた。 入ってすぐのホール。中央が常設展入口になる。一般220…

岩清水遺跡・かんかん塚(茶塚)古墳・さかづき塚 山梨県甲府市下曽根

前回のつづき。 国史跡の銚子塚古墳・丸山塚古墳を堪能した後は、園内を博物館の方へ進んだ。 こちらは丸山塚古墳の周溝沿いにある円墳(?) 丸山塚古墳の陪塚にみえるが、ちょっと検索しただけでは古墳なのかどうかもわからなかった。 そのすぐそばにあっ…

甲斐銚子塚古墳(再訪) 山梨県甲府市下曽根

前回のつづきの、甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園。 丸山塚古墳の墳頂から、銚子塚古墳をズームで。 銚子塚古墳の前方部へ近づく。横幅で68mもある。 途中にあった銚子塚古墳の説明板。 国指定史跡 銚子塚古墳附丸山塚古墳昭和5年2月28日指定 銚子塚古墳銚子塚…

丸山塚古墳(再訪) 山梨県甲府市下曽根町

前回のつづき。 山梨県立考古博物館までは甲府駅から路線バスで30分かかるが、新宿から高速バスを使うと高速を降りてすぐのバス停から徒歩数分。 降りるバス停は「中道」 バスで来た道を少し戻ると、博物館と古墳群がある「甲斐風土記の丘」への入口が。 右…

バスタ新宿 東京都渋谷区千駄ヶ谷

8月の第3金曜日、甲府市の山梨県立考古博物館で開催されていた「山梨に でっかい古墳ができたわけ。上の平遺跡発掘40周年」展を見に行った。 往路は新宿から高速バスで。 「バスタ新宿」を初めて利用したが、施設は新宿南口側の線路上空間につくられている。…

渋谷駅桜丘地区再開発

9月上旬、渋谷駅・山手線内回りホームにて。 右端は外回りホームに停車している車両。 目の前では大規模再開発の真っ最中。 線路沿いの土地の長さは250mほど。 今、囲い壁を組んで壊しにかかっているのは旧ヤマハスタジオ。 そこへ続いている坂道がフェンス…

「コートールド美術館展 魅惑の印象派」 @東京都美術館・上野

言葉どおり、「印象派」の全貌が見渡せるような、「魅惑」の展覧会でした。 セザンヌだけで10点、マネ、モネ、ブーダン、シスレー、ピサロ、スーラ、シニャック、ルノワール、ドガ、ドーミエ、ロートレック、モディリアーニ、ボナール、ビュイヤール、スーテ…

「太田喜二郎と藤井厚二 日本の光を追い求めた画家と建築家」展 @目黒区美術館

9月8日までの展覧会で 、終了間際に行きました。 建築家の藤井厚二(1888~1938)が手掛けた自邸・聴竹居(ちょうちくきょ)は以前にテレビ番組で見てから、一度訪ねたいと思っている建物なので。 美術館入口のポスターに説明文があった。 近代京都の洋画家…

ジュリアン・オピー展 @東京オペラシティアートギャラリー・初台

9月23日まで開催中の「ジュリアン・オピー」展を見に行った。 ジュリアン・オピー(1958~)は、イギリスを代表するアーティストの一人。 「Walking in New York 1」は高さ6.7mの作品。 その隣には同サイズの「Walking in Boston 3」 描かれた対象は人物なの…

パプリカ ミュージックビデオ(アニメ版)

最近何度も聞いてしまう(見てしまう)MVです。 最初に「見た」のはNHKみんなのうたでした。 たまたま音を消してつけていたテレビから目に入って、無音のままの動画に吸い寄せられました。 番組で「パプリカ」というタイトルを知ってタイマーで録画して、米…

代々木会館 東京都渋谷区代々木

前回のつづきで、新宿へ行ったついでに代々木に立ち寄って、「天気の子」で話題のビルの姿を撮っておきました。 すでに解体に向けて囲いができていました。 敷地に合わせた台形平面。 視点によっては船の舳先のように見えます。 縦看板には「ビリヤード」 囲…

スバルビル跡 新宿駅西口

橋と土木展を見て、新宿西口地下広場をさまよっていたときにタクシー乗り場から見た風景。 白いドームは何だろうと思ったが、その前に建っていたスバルビルが無くなったために顔が出たのだと気づいた。 後ろのモード学園コクーンタワーに付随する建物で、中…

東京 橋と土木展 @新宿駅西口広場イベントコーナー

たまたま通りがかったのが最終日の8月31日だったので展示はすでに終了しています。 場所は新宿西口地下一階のイベントコーナー。よく地方の物産展が開催されている一画。 最初に目に入ったのは勝鬨橋の模型。 なんと開閉します。 ちゃんと船も通り過ぎる。 3…

「夢みる力(ちから)ー未来への飛翔 ロシア現代アートの世界」展 @市原湖畔美術館・千葉県市原市不入

8月25日の日曜日の午後、千葉県市原市の湖畔美術館へ。 たまたま知った「ロシア映画上映会」に参加でき、開催中の展覧会もギャラリートークがあって充実した時間を過ごすことができました。 公式サイトによれば本展では、ロシア現代アートの先端的な作品を通…

観音山古墳(再訪) 群馬県高崎市綿貫町

前回のつづき。 博物館で見た埴輪が元々並び立っていた墳丘を確認するために、綿貫観音山古墳を訪ねた。 途中でいくつかの墳丘を見た後に、目的地に到着。 きれいに整備された国史跡。グーグルアースでも鍵穴形が明瞭にわかる。 広い周堀を渡って後円部へ。 …

普賢寺裏古墳 群馬県高崎市台新田町

前回の不動山古墳から200mほど北に、普賢寺裏古墳が残っている。 普賢寺の山門。 お墓の方から回って墳丘へ近づいた。前方部右裾から後円部方向。 「群馬県古墳総覧2017」によれば、普賢寺裏古墳は全長約77mの前方後円墳で埋葬施設は未調査。 パノラマで。左…

不動山古墳 群馬県高崎市綿貫町

群馬の森で博物館・美術館を見学した後は、 北に1㎞の場所にある綿貫観音山古墳を目指した。徒歩で20分の道のり。 綿貫町の交差点を左折して例幣使街道に入り、観音山古墳への枝道へ入るところに上州綿貫不動尊があった。 事前にチェックしていなかったが見…

群馬県立近代美術館 群馬県高崎市綿貫町

群馬県立歴史博物館で、埴輪の企画展と常設展を見た後、となりに建つ県立近代美術館も見学した。 長島友里枝×竹村京「まえといま」展(9月1日で終了しています) どちらの作家も高崎市とつながりがあり、どちらも1970年代生まれ。 長島有里枝(ながしまゆり…

群馬県立歴史博物館 常設展示室 群馬県高崎市綿貫町

前回のつづき 企画展を堪能した後は常設展示室へ向かったが、こちらの展示も実に素晴らしかった。 群馬県の歴史や文化について、原始・古代・中世・近世・近現代の時代ごとに部屋を分け、豊富な資料と模型・映像で学べる仕組みになっている。 入ってすぐの「…

「集まれ!ぐんまの はにわ たち」展 @群馬県立歴史博物館(開館40周年記念展) 

たまたま8月29日、堺市のハニワ課長が部長に昇進したとのニュースを目にしました。謹んでお祝い申し上げます。 https://www.asahi.com/articles/ASM8X4V24M8XPPTB009.html ”部長”の姿は埼玉県熊谷市の野原古墳出土の「踊る人々」をもとにしているようですが…