2018-01-01から1年間の記事一覧
前回のつづき。 東京文化財ウィークでは目黒・大円寺の木造釈迦如来立像が特別に公開されていたので11月4日に拝観した。 都内でも指折りの急傾斜・行人坂の途中に山門がある。 入って本堂に参拝。堂内には十一面観音や大黒天が安置されている。 目黒区による…
今回も東京文化財ウィークで拝見した建物の紹介を。 11月4日に特別公開があり、10時と13時の各回30名の枠だったが、事前申し込みで枠内に入ることができた。協力金1000円。 西武新宿線の鷺ノ宮駅から北へ徒歩9分。 住宅街を歩いていると階段があった。 目的…
再び東京文化財ウィークの特別公開事業から。 心光院(しんこういん)は浄土宗のお寺で増上寺の別院で、表門と本堂が国登録有形文化財となっている。 https://shinkoin.com/ 境内は東京タワーの駐車場を通り抜けた先にあるがわからずに、とうふ屋うかいの南…
2018年秋は西洋絵画だけではなく、仏像展も複数の美術館で開催されていて見応えがありました。 ・東博の「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展は12/9まで開催中。 会場には広めの仏像ルームが2ヶ所あり、ひとつは快慶の高弟の行快による本尊の釈迦如来坐…
五七五調で・・・ これだけ著名な画家の回顧展が同じ都市で集中開催されることは、世界的に珍しいことではないでしょうか。 ●フェルメール展は2018/10/5~2019/2/3まで。@上野の森美術館 ヨハネス・フェルメール(1632~1675)の現存作35点のうち、9点(展示替…
前回のつづき。この日、葉山からの帰路に、池子遺跡群資料館へ立ち寄った(写真も文字も多めです) 京急の新逗子駅から一駅目の神武寺駅で下車。ホームに降りて振り返った新逗子方向。右側にも引き込み線がある。 引き込み線には、左に在日米軍、右に京浜急…
前回のつづき。 神奈川県立近代美術館葉山の敷地と通りを隔てた北側の斜面に、日本画家・山口蓬春(ほうしゅん:1893~1971)の記念館があったので行ってみた。 細道を上がるとすぐに、大きなガラス板が嵌めこまれた門が。 この時は「山口蓬春とやまと絵」展…
前回も載せた、神奈川県立近代美術館葉山のエントランス前広場から見た風景。 ここから左側に小道があったので降りてみた。 斜面の下に散歩道があり、彫刻作品が点在する。 西 雅秋による「イノセンスー火」(1991年) 壁面前に立っているのは、アントニー・…
11月中旬の土曜日、予報では曇りだったが当日は晴天となった。終了間際の展覧会を見に葉山を訪ねた。 逗子駅東口のバス乗り場③で逗12のバスに乗り、20分ほどの「三ヶ丘(近代美術館前)」で下車すると、目の前が美術館。 建物前広場で、イサム・ノグチの彫刻…
毎年この時期に開催される足利市の文化財一斉公開が、今週末の土日に開催されます。 市内の69箇所での公開物件があり、今年新規で4つの神社での御神楽が見られるようです。 http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/uploaded/attachment/49068.pdf http://www.c…
前回のつづきの東京海洋大学の海鷹祭(うみたかさい) ICU祭でもダンスパフォーマンスを見たが、みんなとても上手い。 そこから2棟の建物を挟んで「マリンサイエンスミュージアム」のサインがあった。 屋外展示はノルウェー式捕鯨砲。 手製のポスターがいく…
前回のつづき。世田谷の国士舘大学から品川の東京海洋大学へと、文化祭を梯子する形になった。 品川駅の東口(港南口)を出て、東に徒歩10分ほど、高浜運河の橋を渡った右側に東京海洋大学のキャンパスがある。 海鷹祭(うみたかさい)と書かれた門柱には魚…
前回のつづき。 国士舘大学と道を隔てた向かい側には世田谷区役所の庁舎があった。 上記の右手にL字型に続く屏風のような大壁面。 そこは区民会館ホール。 モニュメンタルな建物の設計は名の通った人だろうと思って調べると、東京文化会館や東京都美術館、国…
松陰神社参拝後に、若林公園を隔てて西側にある国士舘大学へ向かった。 キャンパスの中央を縦断する道路。 大学入口には組子細工の門(?)が。 文化祭に合わせての、文化財一般特別公開だった。 受付の学生さんに場所を訪ね、模擬店準備などで大わらわの通…
今回からも東京文化財ウィークの公開物件巡りを。最初の目的地は国士舘大学の大講堂だったが、途中に気になる神社があったので参拝した。 吉田松陰を祭神とする松陰神社。 松陰神社 ご祭神 吉田寅次郎藤原矩方命(吉田松陰先生)松陰先生は、幕末の思想家、…
前回のつづき。 キリスト友会フレンズセンターを拝見した後は、二本榎通りを北東へ歩いた。 まず100mほどで幽霊坂が現れる。 前回の夜とは全く違う雰囲気。右のマンションも完成していた。 その斜向かいあたりが亀塚公園で、その東の角に亀塚がある。 コフニ…
「キリスト友(ゆう)会」はWikipediaにて、キリスト教プロテスタントの一派であり、一般的にはクエーカーと呼ばれる宗教団体と知った。 その東京月会(Tokyo Monthly Meeting)の礼拝堂が伊皿子交差点の近くにある。 旧道の風情がある二本榎通りの枝道。 枝…
前回の茗荷谷の次は泉岳寺へ移動して、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築を見学に向かった。 泉岳寺から尾根上へ伊皿子(いさらご)坂を上る。昼時だったので、近くにあったカレー店へ。伊皿子坂は二本榎通りと交差すると魚藍坂となって下るが、下りかけ…
今回からも東京文化財ウィーク2018での建物見学などを。 この日に最初に向かったのは小石川の山﨑家住宅。茗荷谷駅の北側、筑波大学東京キャンパスの近くで、西側に一棟はさんで旧磯野家住宅がある。湯立坂から一本南東側に入った住宅街。 周囲が建てこんだ…
こちらの本を読んで、とても面白かったので。 洞窟壁画を旅して ヒトの絵画の四万年 作者: 布施英利 出版社/メーカー: 論創社 発売日: 2018/09/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 著者の布施英利氏は1960年生まれ、東京芸大で美術解剖学を専攻…
前回のつづき。 水車のある農家から100mほど西へ行くと広い公園に出た。 調布飛行場の周りにある公園で、そこには戦時中の掩体壕(えんたいごう)が残っている。 遠目には円墳のような構造物があった。 まずは後ろ側から。 前へ回ると、表壁に戦闘機の絵が描…
前回の出山横穴墓を見た後、野川の右岸を下っていると茅葺き農家があった。 入口側へ回っていくと、スタッフの方々が帰り支度をされているところだった。 公開時間が10時~16時で、もう閉館1分前になっていたが、話を伺うと奥の建物へ誘導された。 中を見て…
前回のつづき。 ICUにて泰山荘や博物館を見学した後、まだ時間に余裕があったのでマップで近隣を見ていたら、徒歩20分ほど南に「大沢の里古民家」があったので行って見ることにした。 路線バスがあり停留所へ向かうと「あと5分で到着」と電光掲示があったの…
前回のつづき。 ICU 湯浅八郎記念館は国際基督教大学敷地の北側にある。 森の緑に外装タイルの煉瓦色が映える。 月曜のほかに日・祝も休館日。入館無料。 http://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/information.html エントランスホールの様子。 故湯浅八郎博…
前回のつづき。東京文化財ウィーク2018の一環で、泰山荘・高風居(こうふうきょ)他の一般公開に当選した。 少し道に迷ったが集合時間前に到着。 美しい茅葺き屋根の「表門」をくぐる。 門の横に、昭和11年に紀州家高木文誌が記した解説板があるが、旧字体で…
前回のつづき。 国際基督教大学(ICU)はJR中央線の三鷹駅か武蔵境駅からバスで15分~20分の場所にある。 大学行きではないバスに乗ったので、正門から歩いて入場。この日は文化祭だった。 そこからは、通称「滑走路」の400mのアプローチ。歩道は右にあるが…
東京文化財ウィーク2018特別公開の国際基督教大学(ICU)泰山荘の見学に当選し、10月21日の日曜日に三鷹へ出かけた。 三鷹駅のペデストリアンデッキから南側の眺め。 ICUへ向かう前に、駅から徒歩10分の山本有三記念館を初めて訪ねた。 玉川上水沿いを東に歩…
前回のつづき。 ふじみ野市河岸記念館の見学後は川越線の南古谷駅へバスで出た。まだ少し時間に余裕があったので、川越から西に2駅の線路沿いにある牛塚古墳へ行ってみた。 的場駅で下車して住宅街を徒歩12分。駐車場の後ろに墳丘。 歩いてきた道を振り返っ…
前回のつづき。 東武東上線の上福岡駅から、上福岡歴史民俗資料館へ行き、権現山古墳群史跡の森を経て新河岸川沿いを遡って、かつての福岡河岸に到着。 沿岸にある舟運遺構。 上福岡歴史民俗資料館にあったジオラマ。 上記の中央の建物の裏側の石垣は今でも…
前回のつづき。 権現山古墳群史跡の森から台地上の道路を北に進み、大日本印刷の長い壁が切れたあたりで、道の右側が開けて川面が姿を現した。 「新河岸川斜面林ふるさとの森」という緑地。早速階段を下りる。 緑の岸辺があった。豊かな水量。 下流方向。江…