墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「屏風にあそぶ春のしつらえ~茶道具とおもてなしのうつわ」展 @泉屋博古館分館 六本木一丁目

先月のナビ派展に引き続き、”ブロガー内覧会”への参加機会をいただきました。 今回は泉屋博古館分館で開催の、江戸期の屏風絵や茶道具の展覧会。2/25から5/7までの開催で3月末に展示替えがあります。 東京:企画展紹介|泉屋博古館 住友コレクション 美術館…

経塚古墳 東京都狛江市中和泉

前回のつづき。 田中橋交差点から東に150mほど進むとマンションの陰に木立が見えてきた。 金網の向こうに土盛りが。 金網の内側に説明板があった。 経塚古墳説明板。 隙間にレンズを差し込んで右半分。 経塚古墳は、5世紀後半ごろの築造と推定される円墳で、…

伊豆美神社~穴守稲荷分神社~田中稲荷塚古墳跡(高千穂稲荷)

兜塚古墳からすぐ北西に神社の屋根が見えたので北側の参道入口に回った。 伊豆美神社の大きな石碑があった。 伊豆美神社の名になったのは明治元年で、以前は六所宮と呼ばれ、寛平元年(889)に北谷村字大塚山に鎮祭し、天文19年(1550)の多摩川洪水で現在の…

兜塚古墳 東京都狛江市中和泉

前回のつづき。 西河原自然公園からバス通りを渡て住宅街へ。すぐに奥の方に木立が見える。 柵に囲まれた墳丘があった。 門があったが開いていた。 都史跡の石碑と説明板。 兜塚古墳は6世紀前半に造られた直径約43mの円墳で、同じ狛江古墳群にある亀塚古墳(…

狛江市立古民家園(むいから民家園)旧荒井家住宅主屋・旧高木家長屋門 東京都狛江市元和泉

亀塚古墳の探訪後、兜塚古墳へ向かう途中に茅葺屋根があって引き寄せられた。 バス通り沿いに「狛江市立古民家園」と書かれた入口があった。 公式サイト・むいから民家園(狛江市立古民家園)によれば、江戸期の民家と長屋門が移築されていて、元和泉一丁目…

亀塚古墳 泉龍寺 東京都狛江市

野毛大塚古墳を訪ねた日に、狛江市の古墳へも足を延ばした。 直線距離で7kmほどしか離れていないが直接結ぶ鉄道がなく、二子玉川から田園都市線で溝ノ口へ出て南武線で登戸へ向かい、そこから小田急線で2駅と、多摩川を2回越えた。しかも登戸駅で急行にとび…

多摩川台公園~田園調布八幡神社~丸子川~庚申堂~公務員等々力宿舎跡~等々力渓谷

前々回の多摩川台公園と、前回の野毛大塚古墳との間を歩いたときの様子。 多摩川台公園の北西端あたり、台地から多摩川方向へ下る道。正面のビル群は武蔵小杉。 尾根上の道を進むと魅力的な小路があった。 傾斜に素直に従ったような石段。 降りて振り返った…

詐欺サイトにひっかかりました。

こちらの方と同じ案件。 blueskydb.blog.jp 当方が引っかかったのは「田中屋商店」という名前で、同様の名前の実在のお店もあるので、そちら側の被害もあるかと思います。 すぐ閉じられると思いますが、2017/2/23 21時時点で下記が詐欺サイトです。 http://w…

野毛大塚古墳(のげおおつかこふん) 東京都世田谷区野毛

前回のつづき。 多摩川台の古墳群を見た後に、世田谷区野毛の野毛大塚古墳も再訪した。 東急大井町線の等々力駅から徒歩10分ほどにあるが、このときは天気が良かったので多摩川台公園から徒歩で3,40分ほど、高低差を楽しみながら。 多摩川が削った崖線を南側…

宝萊山古墳(ほうらいさんこふん) 東京都大田区田園調布

前回のつづき。 多摩川台古墳群のある多摩川台公園の北西端の道を隔てた先、最も標高が高いところが宝萊山古墳の前方部。 柵で仕切られた宝萊山古墳の史跡地に入る。ちょっとした広場のとなりが宝萊山古墳のくびれ部あたり。 パノラマで。左が(削られた)後…

多摩川台古墳群 東京都大田区田園調布

前回のつづき。 多摩川台古墳群は、多摩川に沿って細長い多摩川台公園の尾根上に連なっている。 東京都による説明板があった。 東京都指定史跡 多摩川台古墳群所在地:大田区田園調布1丁目63番 同4丁目3番指定:平成12年3月6日多摩川台古墳は、八基からなる…

大田区立多摩川台公園古墳展示室 東京都大田区田園調布

多摩川台公園には古墳について学べる大田区の展示施設がある。 東急東横線の多摩川駅から150mほどの近さ。 直接来る場合はこちらの公園入口の門が近い。 門の右に立派な展示施設があった。入場無料の展示施設。 室内に入ると実物大(部分)の墳丘・石室入口…

亀甲山古墳(かめのこやまこふん) 東京都大田区田園調布

国史跡に指定されている亀甲山古墳を再訪した。 4年前に親子で訪問したが、当時の写真は古墳を背景にした家族写真がメインで、ブログに残せたのは説明板だけだったので。 (翌年に、家族写真をはずして公開モードにしました) 国史跡・亀甲山古墳 宝莱山古墳…

並木1号墳 千葉県佐倉市並木町字高丘

2月11日、佐倉市の国立歴史民俗博物館へ講演会を聞きに行った。 付近に未探訪の古墳がいくつかあったが、博物館近くの同じ丘陵上にある並木1号墳を訪ねた。 佐倉市役所に近い場所にあったので市役所の駐車場を利用した。 市役所から南側に150mほどの住宅地の…

東鉄砲塚古墳 千葉県千葉市幕張本郷

幕張方面に用があり昇寛さんのサイトで近辺古墳をチェックしていたら、近くに未探訪の場所があったので寄ってみた。千葉市東鉄砲塚古墳 » 埼群古墳館 京成とJRのホームが並ぶ幕張本郷駅で下車。古墳が残る方向へはJRの車両センターにかかる橋を渡っていく。 …

吉井~久里浜駅~衣笠駅

前回のつづき。 大塚古墳見学後、 来た道ではなく久里浜駅を目指してみた。 調整池の向こうに聳える高層マンションは屏風のようだった。 道の反対側は宅地造成地に梅林。 坂道の下に地名案内があった。 吉井(地名の由来)吉井と言う地名は、「新編 相模国風…

大塚古墳(1号墳・復元古墳) 神奈川県横須賀市池田町

前回のつづき。 横須賀市自然・人文博物館で古墳時代の企画展を見た折に、実際の横須賀の墳丘も一ヶ所訪ねてみた。 横須賀中央駅から京急に乗って4駅目、北久里浜駅で下車。 グーグルマップにも「大塚復元古墳」として載っているので、スマホを頼りに線路沿…

横須賀中央駅裏の石段道・中里神社・徳寿院 横須賀市深田台・上町・大滝町

前回のつづき。 横須賀市自然・人文博物館を訪ねた帰りに、駅の南側の丘上を廻った。 手すりと柵のある石段を登ると、家並みの対岸に中央公園が望めた。 すぐに道は下り坂に。 空が広い道。 その先の石段下から振り返って。 昭和風のお宅が残っていた。 バス…

横須賀中央駅~中央公園 神奈川県横須賀市深田台

前々回のつづき。 横須賀市自然・人文博物館を訪ねた際に、魅力的な細道、坂道を通ったのでその報告を。 京急の横須賀中央駅はホームの両端の先がすぐトンネルという山際にあり、東口を出て右へ向かうと通りはすぐに上り坂になる。 博物館の方角に魅力的な階…

「石棺に苔(コケ)」の記事 @市尾墓山古墳 奈良県高市郡高取町

昨年秋に訪ねた古墳のことがニュース(2017/2/8の毎日新聞)になっていた。 6世紀初めの前方後円墳で、刳抜家形石棺が収められている後円部の横穴式石室をガラス扉越しに見学したが、凝灰岩の石棺が水を吸ってコケが付着し石材が劣化する恐れがあるそう。 ht…

横須賀市自然・人文博物館 常設展示 横須賀市深田台

横須賀市自然・人文博物館の企画展は大変面白かったが、常設展もボリュームたっぷりで充実していた。 横須賀市自然・人文博物館は、「自然・人文博物館」「馬堀自然教育園」「天神島臨海自然教育園」「ヴェルニー記念館」の総称になっている。 「自然・人文…

「横須賀の古墳時代~古墳はだれがつくったか~」展 @横須賀市自然・人文博物館 横須賀市深田台

2月5日までだった企画展に、終了間際に訪ねた(少し長い報告になります) 博物館は横須賀中央駅から徒歩10分の丘の上。 規模の大きな博物館で常設展も盛り沢山だったが、まずは特別展示室へ。 大きな特別室¥に多くの資料やパネルが展示された充実した企画展…

オルセーのナビ派展 @三菱1号館美術館 丸の内

2月4日から5月21日まで三菱1号館美術館にて「美の預言者たち~ささやきとざわめき オルセーのナビ派展」が開催されています。 http://mimt.jp/nabis/ 青い日記帳のTakさんのブログで知った特別内覧会へ応募したら抽選に通ったので、9日の夜に参加しました。 …

半月と金星 @谷山橋 東京都品川区西五反田

池上線が通ると、窓明かりで照らされる斜面。 行ってしまうと暗闇の谷間。

国立国会図書館 国際子ども図書館と、その界隈

寛永寺の山門を出て南へ向かうと、国際子ども図書館の荘厳な建物が現われた。 元は明治39年に東洋一の図書館を目指して建てられた帝国図書館で、設計は久留正道。 左に張り出した部分は昭和4年の増築。昭和24年に国立国会図書館支部上野図書館となり、その後…

徳川慶喜墓・天王寺五重塔跡(谷中霊園)、寛永寺 台東区谷中・上野桜木

前回のつづき。 これまで何度も上野へ行きながら、谷中霊園と寛永寺を訪れたのは初めてだった。 谷中霊園の案内図にあった「徳川慶喜公墓所」に惹かれてそちらの方向へと向かった。 広い墓地を迷いつつ、木立の方へ。 途中に大きな五輪塔があったが、どちら…

寛永寺坂、御隠殿坂(谷中霊園) 台東区谷中・上野桜木

こちらの記事のつづき。 massneko.hatenablog.com 鶯谷駅のすぐ北にある言問通りの橋上から。 この橋を上野の山へ上って行くと、左側の歩道の先に標柱があった。 寛永寺坂(かんえいじざか)の説明。 大正年間(1912~25)発行の地図からみて、この坂は同10…

小野照崎神社(再訪)・その界隈 台東区下谷・根岸

前々回の書道博物館へ行く際に、近くの小野照崎神社に立ち寄った。 一年前に入谷鬼子母神へ行った折に参拝したが、富士塚を見逃していた。 massneko.hatenablog.com 最寄駅は鶯谷(南口) 駅舎は線路を跨いでいる。 上野の山から跨線橋を下りる。 下の線路は…

NHK歴史秘話ヒストリア「謎の古代王最後の戦い 日本のポンペイから探る」

一昨日金曜日の番組で、群馬県の金井東裏遺跡から出土した「鎧を着た武人」が取り上げられていました。 2012年11月に道路工事の際に発見された古墳時代の武人で、榛名山噴火の火砕流に遭って鎧を装着したまま埋まっていたものです。 www.nhk.or.jp 火砕流のC…

子規庵(正岡子規旧宅) 東京都台東区根岸2丁目

前回のつづき。今回も11月に撮った写真。 台東区書道博物館(中村不折記念館)の斜め向かいのブロック塀に囲まれた民家は、正岡子規が没するまでの8年を過ごした”子規庵”だった。 一見、何かの教室と間違えて見過ごしてしまいそう。 引き戸の門の脇の案内も…