墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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風返稲荷山古墳 茨城県かすみがうら市宍倉

2020年の初墳行は、1月4日に茨城県の霞ケ浦沿岸を車で訪ねた。

最初に三昧塚古墳を目指すはずだったが、グーグルマップで触れたポイントがずれていて、風返(かざかえし)稲荷山古墳に着いてしまった。

 

枝道に入って進んでいくと、道路脇に「稲荷山古墳」の立て札が。 (文字が向山に読めました)

 

土の路には霜が。霜柱も立っていたので、朝一で正解でした。

 

すぐ目の前に墳丘が。

 

パノラマで。左が後円部、右が前方部。

 

この日に主目的地とした古墳は別にあり、他はグーグルマップ上で「古墳」と検索して出てきたものをマークして下調べなしにやってきたので、墳丘が前方後円墳で思いのほか規模が大きいことに胸が高鳴った。

 

風返稲荷山古墳は全長約78m、後円部径約43m・高さ約10m、前方部長約35m・幅約57m・高さ約8mの前方後円墳。(下記の茨城県教育委員会のサイトによる)

https://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/kouko/7-23/7-23.html

 
上記サイトによれば、昭和39年(1964)8月に日本大学考古学会が発掘調査を行い、2ヶ所の埋葬施設から副葬品が出土している(写真あり)

くびれ部には箱形石棺とその1m隣から馬具一式が、後円部には3つの箱式石棺を納めた全長約9mの横穴式石室があって金銅製耳環や大刀・馬具などがあり、この古墳では6世紀後半から7世紀中頃にかけて4回の埋葬行為があったと考えられるそうだ。

 

現地解説板もあるようだが見逃してしまった。

 

 裾から見上げる後円部。

 

その右に連なる前方部。

 

来た道を振り返って。道路からは50mくらい。

 

鞍部から上がらせていただきました。

 

鞍部から後円部。 

 

墳丘の南斜面は藪だった。

 

後円部の先端側。

 

後円部の北側、入ってきた道を。

 

後円部から前方部。主軸は東西に向き、正面が西方向。

 

前方部へ移って、振り返っての後円部。

 

前方部の先端側の様子。

 

前方部の左裾隅を。

 

裾に降りて、前方部下辺を。

 

前方部左裾から。左奥が後円部。

 

パノラマで。

 

9時前の太陽。

 

後円部南側に石室が開口しているということは、後で調べたときに知りました…

後のまつり。