墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「未来と芸術展 AI、ロボット、都市、生命 人は明日どう生きるのか」「特別展 天空ノ鉄道物語」 @森美術館・六本木

六本木の森美術館で3月末まで開催されている「未来と芸術展」    

森美術館にて「〇〇と芸術展」と銘打った展覧会は、2009年に「医学と芸術展」、2016年に「宇宙と芸術展」が開催されている。

後者は過去にエントリもしたが、美術と科学さらに歴史資料が組み合わせられていて興味深かった。

今回はAIやロボットも含め、「都市論や建築、デザインやプロダクト・イノベーション、バイオアートから映画、漫画まで」が取り入れられている。

 

5つのセクションに分かれた展示で、「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」と初めの2つが建築に関わるもの。

 

以下は展示のほんの一部。

写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

 

最初の部屋の様子。
1960年代の「メタボリズム」が、新たなテクノロジーによって進化して再来。

 

上記の手前は仮想のモデルだと思ったら北京で実現していた。

朝陽公園プラザ(2017年) 撮影:Huften+Crew

 

デルフト工科大学(ザ・ワイ・ファクトリー)による都市モデル「ポロ・シティ」は、”開いてゆく”レゴブロックモデル。

 

火星の住居モデルは製作過程の動画がとても面白かった。

 

小規模なロボット重機群を送り込んで、火星素材でドームをくみ上げる。

こちらはジオラマ。

 

その中に生活空間を連接させるもの。

 

こちらはエコ・ロジック・スタジオ/《H.O.R.T.U.S. XL アスタキサンチン g》2019年

サンゴの形に習った”都市モデル”で、中で緑が光合成中。


その先の「身体の拡張と倫理」のセクションは、少し気味の悪い内容も含まれていた。

こちらは遺伝子技術で再生された、ゴッホの耳。

ラボラトリー風の展示室は面白かったです。 

2020年3月29日まで、一般1800円。

 https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/future_art/index.html

2月2日までは「未来と芸術展」特設シアターにて「AI美空ひばり×あれから」の4K高画質動画も見られるようです。

 

 

同時開催(別料金)の「特別展 天空ノ鉄道物語」展にも入ってみました。

懐かしい、JTB時刻表の表紙群。 

 

子どもの頃はこの鉄道地図はわくわくしながら飽きることなく眺めていました。 

 

新幹線の座席シート。

 

豪華な背景の制服マネキン。

森美術館との共通券で一般2500円。 

 

屋内展望台エリアの鉄道展は、未来と芸術展のチケットのみで入場可。

段ボールで出来た1号機関車。

 

非常にリアルに作られていた。協力は九州段ボール株式会社。

 

タッチするとドアが開くプロジェクションマッピング。

 

 そそり立つ高層プラレール。

 

フロアからの眺め。東方向。

中央やや下にみえる広いブルーシート面は、Zeppブルーシアター六本木があった場所。

 

東京タワーの左には、開発工事中の我善坊谷が見えた。 

 

 北西方向には青山墓地の緑。その右上に新国立競技場も写りました。