前回のつづきの大学セミナーハウス。 設計は吉坂隆正+U研究室。
本館から連絡橋を渡った対岸には、第二期(1967年)竣工の講堂と旧図書館 がある。
こちらは講堂。
現在もコンサート等でも使われている。
天井の反響板。
出入り口側。
左の旧図書館棟(現セミナー棟)との屋根の境。
講堂の屋根の隅。雨水を鎖で流す。
講堂の外ベランダ。
振り返っての旧図書館棟。
斜面を下りて見上げた旧図書館棟(右)と講堂(左奥)
その先にあった「松下館」
協賛企業の名が冠されている。
反対側からの松下館。宿泊用とセミナー用の部屋を持つ。
その向かいには「中央セミナー室」
大きなコンクリ屋根。
斜面の上側から屋根を見るとまさに富士山の形。
非常に深い軒。
一部は地面すれすれまで。
雨水を受ける簡素な樋。
内部は窓のないセミナー室。
富士山の内側がそのまま部屋に。火口部分が明り取りに。
蛍光灯は高い天井から吊り下がる。
調べていたら、ウルトラマン第11話「宇宙から来た暴れん坊」で使われたことを知りました。
http://www.ultraloc.org/locations/2007_013/index.html
そして科学特捜隊本部が「逆ピラミッド形」であったことも記憶に甦りました。
こちらは壁際脚元に複数個所あった暖房の吹き出し口。実際に暖かかったです。
(ツアーではこの部屋で矢原先生の講義を受けました)
こちらは中央セミナーハウスの斜面下側にあるユニットハウス群。
床下にはネコさまが。建物は斜面を造成せずに柱で床面が支えられている。
カーブを描きながら整然と並ぶ。
今は宿泊室には使われておらず、一部がアーティストのためのアトリエとなっている。
銭湯の中も見学させていただけた。
壁面が斜めなのは本館に呼応?
「長期館」の内部も見学させていただけた。ベッドルームが短いスパイラル状につながる構造。ほどよい距離感?
2006年に開館した「さくら館」
この後に、きれいな食堂(カフェテリア)で、皆で昼食をいただいて解散。
講師の矢原奈欧氏の話は聞きやすくわかりやすく、また普段は見られない場所(一般は本館外観のみ)を回らせていただけたので、とても充実した時間を過ごせました。
今後また、別の回にも参加したいと思います。ありがとうございました。