前回の蘇峰公園の南東側の通路を出ると、すぐ先に尾崎士郎記念館があった。
門から入って振り返って。正面左奥が蘇峰公園。
尾崎士郎についての解説。「人生劇場」の著者。
尾崎士郎(1898~1964)
小説家 愛知県生まれ。大正9年21歳の時応募した「獄中より」が入選、小説家としてスタートする。「人生劇場」は青春編から望郷編まで7編に及ぶ大作で、彼のライフワークとなった。他の主な作品では「篝火」「高杉晋作」などがある。尾崎士郎は新しい家庭をもち、住まいを移しました。山王・源蔵ヶ原周辺で何度か家を変えながらもペンは進むようになり、彼の出世作とも言える「人生劇場」を書き上げます。
この小説、もとは新聞の連載ですが、本になっても売れ行きはサッパリでした。ところが友人の川端康成が「人生劇場」を絶賛したのをきっかけに、たちまち本はベストセラーになり、尾崎士郎の小説家としての地位は不動のものとなりました。
参考文献「ねんじんだより」筒井敏夫講演会記録
住みやすそうな平屋建て。 ここで最後の10年を過ごしている。
毎月第一土曜日の14時~15時は中に入れるようだ。
公式サイトにも記載が。
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ozaki/tabid/281/Default.aspx
外観は年末年始と臨時休館日以外は見学可。南側へ回ると庭から中が伺える。
お座敷の様子。
軒のすぐ脇に、太いケヤキがあった。
ここで「鉄砲」の稽古をしたという。