前回のつづき、「大坂」を上がった先の赤羽台1丁目1番地。
2020年1月末までに解体され、新たな建物「ヌーヴェル赤羽台」に置き換わっていく予定。
UR都市機構のサイトによれば、赤羽台団地は昭和37年(1962)に旧日本住宅公団(現UR都市機構)建設した総戸数3,373戸の”大団地”。
「住棟の平行配置が主であった当時では斬新な、直交配置やスターハウスによるポイント住棟ゾーン、囲み配置ゾーンが計画され、名作団地と言われてきました。」と解説されている。
https://www.ur-net.go.jp/urbandesign/project/danchi1.html
上記の背面の1丁目2番地にもフェンスが。
樹木の間から顔をのぞかせる”スターハウス”。
フェンスに沿って西へ向かう。
この場所には東洋大学赤羽台キャンパスの新校舎が建つようだ。
そして姿を現したスターハウス。
上か見ると星のような形ということでついた愛称。「★」より「人」や「Y」の字に見えるが。
囲いがされているので心配になったが調べると、3棟が保存されるそう。
国の登録有形文化財へ申請中で、まもなく告示がされる模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47539480Z10C19A7CR8000/
団地内の住宅棟が登録されるのは初めてとのこと。
ちなみに松戸市の常盤平団地や京都市伏見区の桃陵団地、兵庫県宝塚市の仁川団地、広島市中区の基町団地にも残っているようです。
https://www.goodrooms.jp/journal/?p=9230
向かい側には建て替わった建物。団地というよりマンション。
団地案内図は昔のままだった。
新築”マンション”は、旧45号棟~48号棟の跡地に建っている。
建物に沿って進む。
その先の通路。右が新築、左が建て替え待ち。
左に入っていくと、スターハウス44号棟が。回り込むと近寄ることもできた。
各戸が角部屋仕様。120度に開いているので、隣の視線もあまり気にならない。
残すといっても住めるのだろうか?
南側から見た44号棟。
その並びに43号棟、42号棟も。
南側から見た42号棟。
こちらのフェンスには更新された案内図があった。スターハウスは4棟。
前出の新聞記事では保存は3棟とあったので、49号棟は無くなりそう?
その先のエリアは団地建物が無くなっていた。
奥はリニューアルされた、ヌーヴェル赤羽台。
ここまで歩いてきた道は台地の縁に沿っていた。右は下へ連絡する坂道。降りた先にツアーで訪ねた亀ヶ池弁財天がある。
坂は下りずにさらに西へ。
スリバチ地形が見渡せるポイントがありました。
目の前が「北谷」で、蛇坂などで向かいの台地上に登ります。右の先に赤羽自然観察公園という位置関係。