前回のつづきの桜井古墳群。
駐車場わきの案内板に「7号墳」の表示があったので、そちらへも向かった。
一本手前の道から台地上に上ると、住宅の先に墳丘らしきものが見えた。
回り込んでいくと、端正な姿の方墳が。
説明板もある。
7号墳(市指定史跡)
指定年月日:平成12年(2002)2月1日
指定面積:3,803㎡
遺構:一辺27.5m・高さ3.3m(北側で3.75m・南側で3m)の方墳です。周溝は全体に不整形です。墳頂平坦面の直下に墓壙が2段に掘り込まれていました。棺は組み合わせ式木棺(板材を組み合わせた箱形の棺)で、下段墓壙の底に置かれ、棺の両端には大きな白色粘土の塊が据えられていました。
遺物:銅鏡(珠文鏡)1面・鉇(やりがんな)1本・棺材(炭化物)・赤色顔料(水銀朱・酸化鉄)~棺内出土
土師器(二重口縁壺・高杯・器台)~墳頂部
年代:4世紀後半
被葬者:この古墳に抑えられた人物は、桜井古墳と前後する時期に新田川をおさめていた有力な豪族と考えられます。
調査年度:平成11年度(1999)
方墳の特徴である稜線。笹でモコモコしているが。
回り込んでいくと上り口があった。
墳頂は丁寧に草が刈られていた。
墳頂から西方向。奥の木の向こうに1号墳(桜井古墳)が立地する。
反対側の東方向。他にも墳丘がありそうな気配の林。
降りて振り返って。
ウッドデッキの階段を下りる。
降りて振り返る。この高さの台地上に古墳群が築かれた。
北側には水田が広がっていた。
東方向、奥の台地が切れる辺りが新田川河口。ここから太平洋までは3㎞もない。
右は雨で濡れた路面。
桜井古墳見学後は再び徒歩で原ノ町駅へ戻る。
桜井古墳にて予定時間を過ぎたことに気づかず、一時間に一本の仙台行きに間に合うために走る破目になった。