墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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池上本門寺・松濤園一般公開~本門寺公園 東京都大田区池上

池上本門寺の北側に、小堀遠州の造園と伝えられる旧本坊の奥庭がある。

普段は非公開だが5月の連休中に一般公開があることを、Dogwoodさん (id:Ikegamiblog_tokyo)の下記エントリで知って訪ねてみた。

https://www.ikegamiblog.com/entry/2019/05/06/125701

 

入口は朗峰会館。

 

玄関に案内メッセージが。

 

中には人形町今半のガーデンレストランがある。

 

レストラン前を案内に沿って左に進むと庭園への扉があった。

 

目の前に、すり鉢状の庭園が広がっていた。 広さ4千坪。

 

グーグルアースで。 

 

詳細な解説は公式サイトに。

http://honmonji.jp/enjoy/shotoen.html

 

80トン余りの水を湛える池の水はすべて湧水なのだそう。

 

手入れの行き届いた緑。

 

池を巡る回遊式庭園だが、各所に茶室が配される。

 

鮮やかな赤のモミジがいくつかあった。

 

別のお茶室への待合。

 

明治期の陶芸家・大野鈍阿が手掛けた「鈍庵」は平成2年に裏千家から本門寺に寄贈されたものだそう。ちなみにもともと松濤園にあった茶室等は戦災で全て失われているそうだ。

 

朗峰会館の対岸に来ると、急な石段がある。

あとで東京都遺跡地図で調べると、このあたりに本門寺裏横穴墓群(古墳時代・奈良時代:9基) との情報が出ていた。

 

上には橋本雅邦の門人が雅邦を偲んで建てた筆塚(大正11年)

 

その後ろからは敷地の外。 

 

こちらも裏千家から寄贈された、”国賓などを接遇できる茶室”の浄庵。

 

蛇口はひょうたんの形。

 

このあたり、緑が濃かった。

 

大きな石積みも。

 

 あずま屋の松月亭。茶会では立礼席として使われるそう。

 

そこから斜面を下ると石の渓谷があった。 

 

渓谷下流の花畑。

 

橋は観賞用?

 

対岸の朗峰会館。グランドフロアは下から2段目。

 

青モミジの滝裏を。

 

池の鯉は金色。

 

庭園を充分楽しませていただいた後、道路を挟んだ東側の本門寺公園へも行ってみた。まずは上りの園路。

 

上は平らで、遺跡の雰囲気が漂う。ここ一帯には東京都遺跡地図に桐里町貝塚 (きりさとまちかいづか:縄文前期~弥生期)との表示があった。

 

北側の傾斜面。

 

木々の間から北西方向。左の緑がおそらく松濤園。

 

鮮やかな緑だったが大きなスズメバチが一匹飛んでいくのを見かけた。

 

下った先には池がある。

 

こちらの公園は常時開放。

 

西馬込駅へ向かう途中、花を咲かすクスノキを見た。