墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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飯田市上郷考古博物館 長野県飯田市上郷別府 古墳と桜の飯田紀行(30・最終回)

雲彩寺のスリリングな石室を見学した後は、北西に傾斜地を上って徒歩16分の飯田市上郷考古博物館を目指した。

 

歩道もある2車線道路(柳通り)を歩いたが、沿道に何気なくある街中の桜がとても魅力的だった。

 

野底川にかかる加賀沢橋の手前で右折。橋から上流側。飯田の川は土地の傾斜がきついからか、街中を深く削っている。

飯田の中心街は川の左側、考古博物館は右側。

 

博物館は、平入側に大きな破風がついた堂々とした建物だった。 

 

入館料は一般200円。

当地生まれで伊東深水に師事した日本画家・浅井秀水(1919~)のコレクション「秀水美人画博物館」を併設する。

 

考古博物館だけあって、見ごたえのある常設展示。

 

大きな一部屋に、狩猟・採集社会の生活(旧石器・縄文時代)・農耕社会の発展(弥生時代)・古代社会のくらし(古墳時代、奈良・平安時代)などがコーナーごとに展示される。日本最古級の遺跡の一つとされる竹佐中原遺跡(旧石器時代:3万5千~5万年前)の石器や、古墳時代に埋葬された馬の骨なども見ることができる。

https://www.iida-museum.org/kouko/display/standing.html

 

パネルが目を引く古墳時代のコーナー。

 

当館には畦地1号古墳出土の銀製垂飾付耳飾りもある。

https://www.iida-museum.org/kouko/lib/siryo_page_102.htm

 

博物館のサイトには、飯田市内の遺跡や古墳などの詳しい情報が掲示されている。

https://www.iida-museum.org/kouko/remains/kofun.html

 

一巡りして時計(スマホ)を見ると、徒歩9分の伊那上郷駅からの次の電車にちょうど間に合いそうだったので急ぎ足で駅へ。

 

上ってきた駅への道をホームから。

 

ホーム先端から北西方向、飯田駅は次の桜町駅の次。

正面の風越山は歩き回っている間、いつも見えていた。

 

振り返っての「いなかみさと」駅ホーム。一瞬三文字目までが…

 

電車の車窓からは桜町駅の先の踏切で、夜や早朝とは対照的に大勢で賑わう並木通りが一瞬見えた。

飯田駅にて15分待ちで高速バスに乗り、名古屋から14時頃発の、まだ空いているのぞみに乗った。

 

A席に乗れたので車窓古墳にトライ。三河安城の先で二子古墳の三連写。

 

昨年秋に訪ねました。 

 

三島駅の手前では高尾山古墳(右端の黒い土嚢) 

 

こちらを訪ねたのは一昨年。

 

前日の往路は富士山が眺められるE席。新富士駅の手前あたりで4月初旬の富士。

以前に乗った時は車掌さんのアナウンスがありました。

 

以上で”古墳と桜の飯田紀行”は終了です。平成の最後の思い出に(?)充実した噴行ができました。シリーズの最初からお読みくださった方々、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。