墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

高岡第1号古墳 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(20)

元善光寺駅に着いて松本行き普通列車を見送る。終点の松本まで乗ると2時間50分かかる。 

 

駅を出て線路に沿って東へ行くと、すぐに古墳の森が現れた。

 

高岡第一号古墳も国指定史跡。後円部中腹に横穴式石室のある、72mの前方後円墳

国指定史跡 飯田古墳群
高岡第1号古墳
平成28年(2016)10月3日指定
古墳形態:前方後円墳
墳丘長72.3m 後円部径35.2m・高さ6.2m 前方部幅35.7m・高さ6.3m
埋葬施設:横穴式石室
推定年代:6世紀前半
高岡第1号古墳は、墳丘の保存状態が良好で、ほぼ全形を留めています。墳丘主軸は東西方向を向いています。
埋葬施設は、後円部中腹に横穴式石室があり、墳丘の大きさに比べて石室が小さいこと、石室入口の両側に平石を立て開口部を狭めていること、石室内部も平石を立てて並べている構造に特徴があります。また、石室内部の壁面に赤色顔料が塗られており、現在も見ることができます。
遺物は、円筒埴輪片・朝顔形埴輪片・形象埴輪片・人物埴輪片・馬形埴輪片・馬具・金環・玉類・土師器片・須恵器片が出土しています。
平成29年(2017)3月 飯田市教育委員会

 

墳丘と石室の実測図をアップで。

 

開口部に吸い寄せられていく。

 

かがんで体をひねって入る。

 

整然とした石室内。

 

フラッシュで。

側壁も奥壁も下段の大きな石に横長の平石を載せ、隙間にさらに小さな石を詰める。

 

奥壁に向かって右の側壁。赤色顔料がしっかり残っている。

 

奥壁前から振り返って。立てる高さは無いが、しゃがんでいれば窮屈ではなかった。

 

同じ位置からフラッシュで。

 

開口部に向かって右の壁。

 

向かって左の側壁。

 

開口部を近くから。

 

外へ出て、石室前から前方部方向を。

 

墳丘へ上がって、鞍部からの前方部方向。

 

後円部上には社がある。

 

正面に回って参拝。

 

社の前、後円部先端には石段が設けられていた。

 

鳥居の前から振り返っての後円部。

 

冊子「飯田は古墳の博物館」には当古墳が座光寺地区最大であること、地元では「高岡の森」として親しまれていること、明治期に石室が蚕種の冷蔵庫として使用されたことなども紹介されていた。

 

北側の道路から。

 

パノラマで。左が後円部、右が前方部。

 

くびれ部から再び墳丘に上がって、前方部を。 

 

前方部上から後円部方向。

 

前方部右下裾へ降りる。左は飯田線の踏切。

 

降りた裾から振り返って。前方部から右奥に後円部。開口部も写った。

 

周囲の古墳と、「恒川(こんが)遺跡群」を示す案内図もあった。

 

古代(7世紀後半~10世紀前半)の信濃国にあった10の郡のうち、伊那郡の郡衙(郡役所)があった場所として平成26年国史跡に指定されている。
正倉や厨家、郡衙を区画する溝の跡が見つかっており、恒川清水周辺から祭祀に使ったと考えられる木製品が出土したほか、和同開珎銀銭、墨書土器、硯なども出ているそうだ 。

https://www.city.iida.lg.jp/site/bunkazai/2017011902.html

 

飯田市上郷考古博物館に詳しい地図が掲げられていた。

古墳との関連も気になるところ。