墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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上溝天神塚古墳 長野県飯田市松尾上溝 古墳と桜の飯田紀行(16)

上溝(あげみぞ)天神塚古墳は姫塚古墳の南東200mに立地。

グーグルマップの印を辿っていくと神社に着く。 かなり周囲を削られた墳丘の上に鎮座していた。

 

社殿が建つのはくびれ部あたり。手前が前方部になる。

 

社殿の前、前方部上にメリーゴーランドも。土には遊んだ跡がある。 

 

社殿に向かって右奥に、説明板と開口部が見えた。

国指定史跡 飯田古墳群
上溝天神塚古墳
平成28年(2016)10月3日指定
古墳形態:前方後円墳
墳丘長:41.5m(推定)
後円部:径22.5m・高さ7.9m
前方部:幅31m・高さ2.7m
埋葬施設:横穴式石室
推定年代:6世紀中頃

上溝天神塚古墳は、後世の開発で原形を大きく変えており、現在では後円部墳丘の東側のみ旧状を見ることができます。墳丘主軸は東西方向を向いています。
埋葬施設は、後円部に横穴式石室があり、南向きに開口しています。石室は、玄室と羨道が明確に分かれていない無袖式と呼ばれる形態で、大型の自然石を用いて造られています。石室入口の袖石と床面は、発掘調査を基に復元されたものです。
遺物は、鏡・鉄鏃・刀装具・馬具・帯金具・金環・玉類・土師器・装飾付須恵器が出土しています。
平成29年(2017)3月 飯田市教育委員会

 

大きな開口部。

 

正面から。 石室全長は10.8mの規模。

 

床の敷石がきれいに整備(?)されている。

 

奥壁の前へ。 

 

フラッシュで。 奥壁は幅2.4m、高さ3m。

 

振り返っての開口部。

 

フラッシュで。羨道と玄室の区別は壁面ではなく天井の高さで表現されているとのこと(冊子「飯田は古墳の博物館」より)

 

大きな石が並ぶ側壁。 

 

墳丘から北東側の眺め。

 

ズームで南アルプスを。

 

西側から見た墳丘。集会所と民家に挟まれた石垣が前方部。