墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

水佐代獅子塚古墳・お立符の桜 長野県飯田市松尾水城 古墳と桜の飯田紀行(14)

水佐代獅子塚(みさじろししづか)古墳は、春は墳丘の桜で位置がわかりやすくなる。

 

伊那八幡駅から徒歩8分、見学しやすい場所でもある。

 

前方部端から墳丘へ。

 

水佐代獅子塚と刻まれた石碑。

 

幹や枝は周囲から鉄柱で支えられる。

 

「おたちふの桜」と呼ばれるエドヒガン桜。 

 

古墳と桜の説明板。

水佐代獅子塚古墳は全長60mの前方後円墳。築造時期は5世紀後半。

国指定史跡 飯田古墳群
水佐代獅子塚(みさじろししづか)古墳
平成28年(2016)10月3日指定
この古墳は、墳丘長60mの前方後円墳で、北側が後円部になります。後円部に石室があったとされていますが、現在は確認できません。
調査で円筒埴輪が確認されているほか、かつて刀や矛、鉄鏃などが出土したと伝えられています。5世紀後半に造られた古墳で、ヤマト王権を支えた飯田の古墳文化の隆盛を示す貴重な歴史文化遺産です。

 

飯田市天然記念物
水佐代獅子塚のエドヒガン
平成12年(2000)11月22日指定
前方部の上にあるエドヒガンは、胸高周囲約5.3m、樹高約17mの古木です。地元では「おたちふの桜」と呼ばれ、親しまれています。
平成29年(2017)3月 飯田市教育委員会

 

後円部の方へ移動して、振り返っての前方部・おたちふの桜。

 

上記の右手の細い桜は未来につなげる二代目だった。

二代目お立符の桜
親桜は飯田市天然記念物水佐代獅子塚のエドヒガン(お立符の桜)
平成19年(2007)春に種子から発芽した苗を採取し50cmほどになったところで現地に移植した。発芽から7年目の平成25年(2013)春に初めて花を咲かせた。
時と共に成長し美しい花を咲かせてくれる事を願いながら、二代目お立符の桜を水城区の宝として親桜と共に大切に育てていきたい。
平成26年4月 水城区 水城お立符保存会

 

「お立符」の名は、神社の護符を立てていたことに由来するそう。どこの神社かはこちらにクイズが。

 https://korette.fun/quiz/details/1165/

 

後円部にも、見事に咲く一本。

まだ50歳前後の“若さ”

色の濃いお立符のエドヒガン
この桜の樹齢や由来は、近隣の人々の記憶もさまざまで定かではないが、昭和40年代(1965~1974年頃)からの桜と推定される。
南側のエドヒガン(飯田市天然記念物指定)の古桜に比べ、樹齢ははるなに若く樹勢があって花弁の紅色が濃いが、この色の濃さの違いは、エドヒガンの一本いっぽんに出現する個性の表れである。
平成26年4月 水城区 水城お立符保存会

 

確かに飯田では、桜色のカラー・バリエーションが味わえた。

 

後円部の先の様子。 

水佐代獅子塚古墳は冊子「飯田は古墳の博物館」には、後円部径27.4m・高さ4m、前方部幅21.4m・高さ4m、埋葬施設は不明と記されていた。 

 

右側のカーブが後円部から前方部への「くびれ部」

左側は宅地化で削られている。

 

墳丘上での花暖簾。 

 

帰り際に振り返って。

 

次の姫塚古墳へ向かう途中、畑の真ん中にも見事な一本桜があった。