墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

羽場獅子塚古墳~妙前大塚古墳(妙前3号墳)~妙前5号墳~妙前6号墳 長野県飯田市上溝・松尾新井 古墳と桜の飯田紀行(13)

伊那八幡駅には立派な石室を有する古墳が複数集中する。客待ちのタクシーがあったので、歩くと17分になる羽場獅子塚古墳まで乗ることに。

墳丘はグーグルマップには出ないが上溝公園にあるようだった。運転手さんも知らなかったので、自分がスマホで確認しながら近くまで行っていただいた。

 

小川の脇から小道を上がると、舌状台地の先端に墳丘があった。

 

後方部墳頂への階段。

 

墳頂の様子。

 

公園側に降りると石碑があった。このあたりが前方部か。現地では墳形はわかりづらかった。

冊子「飯田は古墳の博物館」によれば、羽場獅子塚古墳は全長34.5mの前方後方墳で、後方部長15.2m・高さ3m、築造時期は4世紀中葉と推定されている。埋葬施設は不明。須恵器・土師器が出土。

 

北側へ回り込むと歌碑(?)も。

 

そこから北側へは崖になっている。

 

目線を上げて、中央アルプスを。

 

墳丘の西側に隣接する上溝公園。

 

墳丘も子供たちの遊び場になっていた。古墳も喜んでいる?

 

次に、丘から降りて南西に点在する妙前古墳群へ。駐車場の後ろ、民家の敷地に妙前大塚古墳。

 

お隣さんがいらしたので尋ねると、持ち主の家を教えて頂けた。玄関でチャイムを鳴らすが応答なし。玄関の奥に説明板が見えたのでズームで撮っていると、いきなり犬に吠えられて驚いた。幸いにつながれていたが。

妙前大塚古墳 妙前十六塚・3号古墳
上溝の羽場獅子塚を最西にして。新井地籍の松川の自然堤防上に十六の円墳が東西に分布する。その西から3番目に位置するのが妙前大塚(標高408m)である。
昭和46年の調査では、東西26.2m、南北22.5m、高さ5.14mで、円墳を取り巻くような湟も確認できた。
出土品の白眉は、鉄製の眉庇付冑である。高さ20cm、直径28.3cm、小札鋲留の上に金鍍金と黒漆が施され、金剛板の錣(しころ)付の冑であり、現在長野県宝に指定されている。
太刀は4本出土し、最長は103.6cm。剣は5本で残存部のみでも60cm、他に矛1本・鉄鏃100点・24.5cmの鉇、ガラス丸玉6個など多数が出土している。
松川から運んだ花崗岩の葺石も封土全面に存在し、円筒埴輪も3ヶ所から発見されている。
築造年代は5世紀中頃と推定される。平成17年12月 松尾文化体育振興会

 

心を鎮めて、100mほど南西の道路脇の妙前5号墳へ。

 

きちんと石碑もあった。

 

墳頂の様子。

 

墳丘に上がらせていただくと、さらに南西に妙前6号墳が見えた。

 

ズームで。

 

 目の前の6号墳だったが日没が近づいていたので、徒歩11分先の次の場所へすぐに歩き出す。振り返っての妙前5号墳。