墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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くよとのしだれ桜 長野県飯田市毛賀 古墳と桜の飯田紀行(11)

「くよとの枝垂れ桜」は、飯田古墳群中で数少ない前期古墳である代田山狐塚古墳に近い場所、飯田線の毛賀駅からは500mほど西の、東向き斜面に佇んでいた。

 

前方から来た車が花暖簾をくぐり抜ける。

 

根元の廻りに柵はあるが、かなり近寄れる。

 

斜面上側から。

 

この背面側に供養塔が数基ある。「くよと」の名は供養塔から来ていた。 

 

現地の説明板。 

毛賀くよとのシダレザクラ
飯田市天然記念物 平成12年11月22日指定
胸高周囲3.8m 樹高15mを測る
推定樹齢300余年の枝垂彼岸桜。江戸時代の初期、脇坂氏が飯田藩主の頃、ここ石打場地籍の住民が植えたとされ、住民が心を寄せ大切に守ってきた名木。樹形、花姿共に秀麗。供養塔があるので「くよと」の桜といわれてきた。
この地は室町時代に信濃国守護小笠原氏の居城に近く、戦いに関わりのある「自害坂(あるいは陣返坂)」・「石打場」の地名が残り。供養塔との関わりが推測される。また、桜の木の下の道は、江戸時代の旧遠州街道で、旅人や馬の供養をしたことも推測される。
石打場の住民は今も毎晩交代で、常夜灯に供養の燈明をあげている。
毛賀くよとのシダレザクラ愛護会 飯田市

 

道路から見上げて。

 

道路下から。 

 

斜面は東向き。この時点で午後3時を回っていたので、光は後ろから。

 

滝が流れ落ちるよう。

 

中に入って気持ちよく打たれる。用水路の水音も。

 

道路の暖簾。

 

動画でも(19秒)、iphoneで。


くよとの枝垂れ桜

 

少し先から振り返って。