墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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麻生新田古墳群(カブト塚古墳・麻生新田2号墳) 千葉県山武市戸田~麻生新田

前回のつづき。 

胡麻手台16号墳を”再訪”後、台地上側の十字路を右に曲ると、左の畑の中に墳丘があった。

 

全長は15m程だが、前方後円形に見える。 

 

右が後円部、左が前方部?

 

「ふさの国文化財ナビゲーション」のサイトを見ると、根崎古墳群(前方後円墳9基、円墳3基)のうちの1基(前方後円墳)との印があった。

 

高速道路に架かる橋を渡って、その南東側へ。

あんけんさんに頂いたコピーを見ながら、番号が振られた墳丘を捜し歩いた。

まずは枝道を左折して「岩澤ソーラー発電所」の看板が立つあたり。

 

円墳の縁がまるく残っている。その部分の直径は20mぐらいありそうだ。

「ふさの国文化財ナビゲーション」でも麻生新田古墳群中の円墳とあった。古墳群は前方後円墳2基、円墳17基、方墳1基で構成されるとの解説も。

 

隣に並ぶ太陽光パネル。

 

小道に戻って東に進むと、「イノシシ用ワナがあります」と。

 

何軒かの民家が集まるエリアに入っていくと梨園の看板の後ろに墳丘。

 

その背面側にカブト塚古墳(麻生新田3号墳)

2段築成の見事な円墳で全長43m・高さ5.4mで二重周壕持つ。6世紀末の築造。

軟砂岩切石積による横穴式石室は全長7m・幅約1m・高さ1.8mになるそうだ。直刀、刀子、鉄鏃、杏葉、雲珠、絞具、金環、釘が出土している。

「房総の古墳を歩く」より(1996年調査データ)

http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/sanbu.html

 

草が刈られて手入れされた墳丘。

 

墳丘に上がらせていただいた。

 

目の前は梨園。

 

南東側の裾には養蜂の巣箱があり、ミツバチが飛び回っていた。

 

墳丘には、アンテナのように伸びた細い竹。

 

そこから南西に190mほどにある麻生新田2号墳は民家の敷地内。

 

北側の小道から。

 

南側の小道から。

麻生新田古墳群の2号墳。通称は「ヘビ塚」で一辺31mの二段築成の方墳。

(前出の「房総の古墳を歩く」より)

 

3つ前の写真、民家の門前の斜向かいあたりにも円墳があるはずですが・・・

 

激しく繁っていて表土の位置もわからなかった。

 

少し進んで振り返って。正面中央あたりが墳丘か。