墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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胡麻手台16号墳(再訪) 千葉県山武市戸田字久保谷

3月最初の日曜日、久しぶりに千葉県の古墳を訪ねた。

5年前に途中で諦めた経僧塚古墳を目指して。

昨年あんけんさんにいただいた幾枚かの貴重な資料の中に、経僧塚周辺の遺跡地図が含まれていたので、虫が出る前の今の時期に再挑戦してみることに。

 

5年前は「房総の古墳を歩く」を頼りに探訪した。

http://www.haniwakan.com/kenkyu/boso/sanbu.html

 

最初に向かったのは古墳群中西端に位置する胡麻手台(胡摩手台)16号墳で、下記のシンキンモーターズと稲荷神社の中間あたりにある。

付近に駐車場等は無いので、自分は高速の陸橋近くに停めさせていただいて歩き回った。

 

県道118号線からは稲荷神社の南側で東に上がり、途中この分岐(行き止まり道)を左に入る。

 

舗装路の突き当たり、ここを左に上がる。

 

この左側に前方部端が隠れている。

 

藪の向こうの杉林に、墳丘がちらちら見える。

 

奥の方に入れそうな場所が。

 

上がると前方部裾だった。左奥が後円部。

 

進んでいくと、くびれ部が。

 

くびれ部から墳丘へ上がらせていただく。

 

左を見ると後円部の膨らみが。

 

上がった鞍部から後円部を見上げる。後円部へ上るところに鳥居があった。

 

後円部墳頂の様子。

前出の「房総の古墳を歩く」によれば、後円部径39.2m・高さ7.3m、前方部幅30m・高さ7.3m。埴輪も出土している(1990年千葉県教育委員会測量調査)

 

小さな祠があった。

 

後円部墳頂から裾を見下ろして。

 

墳丘の右縁には竹薮の谷があった。

 

後円部から前方部を向いて。

 

 前方部先端部。こちら側も少し反り上がっている。

 

前方部先端から。

 

そこから後円部をふり返って。

 

再び墳丘から降りて、くびれ部裾から。右に後円部。 

 

前方部方向をふり返って。左が後円部、右奥へ前方部。

 

真横から見た後円部。

 

パノラマで。右が前方部。

 

帰り道でふり返って。ここで左手の踏み跡を見て、ここが「再訪地」であることを認識した。

 

ここへ来る前に自分の過去記事を検索したが、「胡摩手台」と入力したためにヒットしなかった。なんか来たことがあるような気がしながらも、しっかり思い出せなかった・・・

 

実は今回、最初は県道118号側から稲荷神社を経由してアプローチできるか試している。

 

鳥居をくぐるとすぐに階段。

 

コンクリでしっかり整備されている。

 

中腹からの眺め。

 

さらに登っていくと・・・

 

祠の前に出た。

 

祭祀が行われた直後のようだった。 

 

少し上がってふり返って。

 

そこから上には道は無かった。

 

あらためて「ふさの国ナビゲーション(千葉県埋蔵文化財インフォメーション)」のサイトをみると、ちょうどこのあたりに根崎(ねさき)古墳群の円墳の印があった。

 

さらに当サイトでは、胡麻手台(胡摩手台)16号墳も根崎古墳群中に含まれていることを知った。

 

約80mもの大きさの前方後円墳が美しく残っているので、いつか現地説明板が立つ日が来ることを願っています。