前回の諏訪天神塚古墳を見た後は、諏訪浅間塚古墳のピンが立っている斜向かいの敷地へ。
そこには小黒恵子童謡記念館があった。
門を入っていくとモダンな建物が。
ここは童謡作家の小黒恵子氏(おぐろけいこ:1928~2014)の旧自宅で、1991年に小黒恵子童謡記念館となったが氏の没後に川崎市に遺贈され、一昨年(2017)に地域交流の場としてリニューアルされた。
入館料は一般200円。開館は土・日・月・祝に限られる。
1階はホールで、この時はオペラを学ぶ学生さんたちが練習を始めようとしていた。
奥にあったのは小黒氏コレクションの古くて大きなオルゴール。ちょうど実演の時間にあたっていて、ねじをまいて聞かせていただけた(中央の1台)
想像以上に大きな音で、一つ一つの音が澄んでいる上に、それらがオーケストラのように共鳴して、実に素晴らしい自動演奏だった。
ガラス扉を開けて音源の円盤をはずすと、円盤のツメにひっかかって鳴る金属部分があるだけのシンプルなつくり(係の方に見せていただいた)
音を出しているのは上の箱で、下は別の曲の円盤の保管場所になっている。
円盤が一回りで曲が終了。3台それぞれ作られた国が異なっていた。
蓄音機のコレクションも、実際に鳴らすことができるそうだ。
2階は小黒恵子作詞の作品展示。
サトウハチローに師事した方で、NHKみんなのうたのドラキュラの歌(1975)、モンキーパズル(1984年)、おじいちゃんていいな(1988)、大きなリンゴの木の下で(1989)、ジャガイモジャガー(1991年)、エトはメリーゴーランド(1992)、おかあさんといっしょでは、ニャニュニョのてんきほよう(1987)、シンデレラのスープ(1988)などを作詞されたとのこと。
受付の方に古墳について伺うと、隣家の敷地にあるが裏の駐車場側から見られるとのことだった。外へ出て、記念館建物を右手に見ながら後ろに回りこむ。
駐車場から見ると土盛りが。
ズームで。
駐車場から記念館へのスロープを扉越しに。左に墳丘が。
こちらが諏訪浅間塚古墳。
古墳マップさんによれば径約19.5m・高さ約3.8mの円墳。東側(向こう側)は、かなり削平されて楕円に近く、墳頂に富士浅間社が祀られているそうだ。