前回からのつづきの、越前古墳巡りツアー。
2ヶ所目は朝日山古墳群の朝日山古墳。 越前町古墳公園とは小さな谷を挟んだ南側の山頂に立地する。
一旦平地に降りて斜面の住宅街を上がったところが入口になる。入口付近は私有地で普段は立ち入れないところになる。そのあたりはちょっとした広場になっていて東側に広がる越前町・鯖江町が見渡せた。
右に目を移して南東の方向。中央奥の平たい緑が、長泉寺山古墳群のある西山公園になる。
上の写真の中央やや右のアップ。やや右でぴょこんと出た杉の奥に、古墳群がある王山がうっすらと写った。
竹林に入って斜面を上がる。
斜面をよくみると段々になっているところがある。
それらが斜面下側の方墳群だった(堀学芸員作成の資料より)
登っていった頂上に1号墳(円墳)があった。
その左奥が朝日山古墳。
朝日山古風の後円部墳頂。
後円部から前方部方向。ここも草木が密生していた。
いただいた資料によれば、朝日山古墳は全長57m(53m?)の前方後円墳で、4世紀末から5世紀初頭に築かれている。前回の経ヶ塚古墳につづく、この丹南(嶺北南部)3代目の広域首長(初代は今北山古墳)の墓と考えられるそうだ。
くびれ部のあたりを後円部裾から。
パノラマで。左が前方部、右が後円部。
くびれ部を横から。
後円部の先からパノラマで。
このエリアの古墳の中で「最も形の綺麗な古墳」とのコメントがあったが、現地で形を把握するのは結構大変だった。
後円部裾の周溝部分。
標高は60mほどで、眺めの良かった冒頭の住宅街より20mほど高い。草木を刈り込めば今でも素晴らしい眺めが得られるはず。
つづく。