墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

西山1号墓(長泉寺古墳群西山支群)・西山公園展望台 福井県鯖江市長泉寺町

前回のつづき。

鯖江市の西山公園に着いたのは17時近くで、「鯖江市まなべの館」の開館時間には間に合わなかった。鯖江藩主間部公にちなんだ名前の博物館では考古学展示もあるほか、鯖江出身の近松門左衛門や画家の九里洋二、西山真一の常設展示がある。

https://www.city.sabae.fukui.jp/kosodate_kyoiku/manabenoyakata/josetsuten/manabe-josetsuten.html 

西山公園の駐車場に停めて、グーグルマップにあった「長泉寺山古墳群 西山支群」を目指す。

 

駐車場から丘を上ったところにあった案内板。古墳の表示は無し。

 

スマホで確認しながら北の方へ降りていくと、端のほうに解説板が見えた。

 

西山1号墳という弥生時代の墳墓だった。古墳時代のものではないので、古い墳墓だが厳密には「古墳」にはならない。

さばえ歴史街道膝栗毛 西山1号墓
規模:南北13.9m×東西13.4m、高さ2.6m
副葬品:管玉14、壺1
年代:弥生時代後期後半(西暦3世紀頃)
概要:西山公園がその一画をなす長泉寺山には、総数80基の墳墓や古墳が確認されています。このうち、東端の一群を西山支群と呼んでおり、そのいちばん北側にあるのがこの西山1号墓です。遺体を納める墓坑のまわりに溝を掘って区画した墓で、今からおよそ1800年前に造られました。ここに葬られた人物は、周辺のムラに住んでいた有力者の一人と考えられます。

 

上面が四角いので方形周溝墓か。 

 

中央が細長く窪んでいるのは埋葬部?

 

墳丘から北方向。民家が迫っている。

 

斜面の下から見上げた墳丘。

 

丘の上に戻る途中に「長泉寺山古墳」のサインが。

 

下るときには気づかなかった表示。この階段の上には四角いスペースがあるのみだった。

 

一段上から見た「四角いスペース」

 

平らにならされて砂利が敷かれているが、散策路脇のサインの他に説明はなかった。

 

駐車場に戻る前に、切り通しの対岸の展望台へ行ってみることに。

 

橋の上から南側。

 

北側。道路を通すのに丘が大胆に削られている。

 

展望台へ向かう階段があった。

 

横から見た切り通し。西山1号墓は左の木の影あたりになる。

 

途中に、コンサートをしている地蔵群像が。

 

最後の登り。

 

素敵な展望台があった。 

 

南側、鯖江市街。

 

ズームで。中央の小山には王山古墳群がある。奥の三角が日野山で、右の台形が村国山。

 

村国山から西側。鯖江市の南側に広がる越前市

 

南西の方向。17,8km先が日本海だが間に山塊がある。

 

西北西をズームで。翌日の古墳ツアーで訪れた越前町が見えている。

 

東側は鯖江市。やや右寄り奥の山陵の尾根上には今北山古墳群・磯部古墳群・弁財天古墳群があわせて数十基存在する。中でも今北山(こんぼくやま)古墳は全長78mの前方後円墳で4世紀半ばの築造とのこと。次の機会で訪ねたい。

https://www.city.sabae.fukui.jp/bunkazai/87.html

 

中央で黒い影になっている山が弁財天山で、そこから左に続く山頂に今北山古墳が立地すると思われる(不確かですが)

検索していたら、鯖江教育委員会による調査資料があった。

http://www.pref.fukui.jp/doc/maibun-c/event/29siryou_d/fil/2521konbokuyama.pdf

 

実はこの展望台から北の尾根上にも、全長52mの前方後円墳・長泉寺山古墳群67号墳があったことをあとで知った。

https://www.city.sabae.fukui.jp/bunkazai/153.html

 

調べていたら、なんと30年以上も全国の遺跡めぐりをされている北村さんの奥深いサイトに行き当たった。

http://ktmrj15.webcrow.jp/p18fk/tpx110604chosenji.htm

こちらで長泉寺山古墳群は70基以上で構成されていることを知った。67号墳へは「市役所の奥から登れるらしい」とあったが、普通の道では無さそうなので探訪には季節を選ぶ必要がありそうだ。