前回のつづき。
この日、最後に訪ねた3つの古墳。朝倉・広瀬古墳群の南端エリアになる。
最初に文殊山古墳。
現地には標柱や説明板は見当たらなかったが、前橋市教育委員会作成の「群馬の古墳時代はここから始まった 朝倉・広瀬古墳群(2015年)」に、全長50mの円墳で、4世紀前半~中葉の築造との記載があった。
https://sitereports.nabunken.go.jp/16308
平成7年の発掘調査では、墳丘全体に川原石が敷き詰められ、墳頂には壺が並べられていたことが分かっている。
手前には地元小学生が育てている野菜の畑。
反対側に回ると墳丘は墓地になっていた。
裏手にさらに階段がある。
一番高いところにもお墓があった。
墳頂の縁の様子。
南西側にも土盛が。
前出の資料を後で見て、ここが阿弥陀山古墳であることを知った。
直径25m、高さ4mの、帆立貝形古墳。
そこから700mほど南東に、グーグルマップで知った上陽33号墳。
どなたかがグーグルマップ上にピンを打たれていた。
細い農道脇にその土盛り。
前出の資料には、直径30mの円墳とある。
畦道を近づくと、石で補強された斜面(または葺石?)
墳丘に上がるのはためらわれた。
北西側、広瀬川がある方向に対して、一段上がって立地する。
この時点でまだお昼ぐらいだったが、車のダッシュボードにいきなり現われた「AUTOMATIC GEAR FAULT」という表示が気になり、ここで切り上げて慎重に帰路についた。