まだ「梅雨」の季節だったときに訪ねた建築家展。
平田氏は1971年生まれの建築家。
斜めに組んだ足場のような細い棒に、立体的に建築模型が置かれていた。
「思考の雲」と名付けられている。
表と裏が連続するような形は海草からの着想(と、前回の日曜美術館アートシーンで紹介されていた)
その思想を具現化した建物?
平田氏は京都大学(院)卒業後に伊東豊雄建築設計事務所に勤務し、2005年に独立、2015年から京都大学准教授となっている。
9h(ナインアワーズ)というカプセルホテル(@竹橋)
https://ninehours.co.jp/takebashi/
太田市美術館・図書館は2017年に竣工。
中に入ってみたくなる模型だった。別フロアで映像展示もあったが、面白そうな建物だった。近いうちにぜひ訪ねてみたい。
雨天で外の展示は窓から眺めるのみ。
映像展示のあった上の階には、集成木材で作った「Timber Foam+」という作品も置かれていた。3次元NCカットという技術によって出来上がった、複雑な曲面の構造体。
別の角度から。
「思考」と「技術」が相俟って、魅力的な建築が実現する。