墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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庚申塚古墳 静岡県富士市東柏原新田

前回のつづき。

浅間古墳を探訪後、南に向かって庚申塚古墳へ。

東海道本線の東田子の浦駅へ立ち寄って小休止。

 

駅前には早咲きの桜(3月17日)

 

庚申塚古墳は駅から東に400mほどの場所にあった。

 

その説明板。

静岡県指定文化財 庚申塚古墳
形状:双方中方墳
規模:東西40m、南北20m、墳丘高3.5m
指定:昭和34年4月14日
この古墳は浮島沼に接する砂丘上の海抜5mに位置し、およそ1500年前につくられ、当時この一帯を支配していた古代豪族の墳墓と推定されます。形状は「双方中方墳」といい、方墳が上の図のように合わせた形をしていて、全国的にも非常に珍しい例です。
墳丘には直径10~15cmの浜石による葺石が施されています。また墳丘南端は鉄道線路のために削り取られています。
この古墳は東方150mにある山の神古墳とともに、当時のこの地方の繁栄を知る貴重な文化財です。
富士市教育委員会

 

「双方中方墳」という墳形は初めて見た。

 

踏み跡がついている左側へ回ってみる。

 

砂地にきれいな青い花。

 

回った先に墳丘への入口があった。

 

線路のすぐ脇。

 

振り返って東方向。

 

樹木の間を入るとすぐに墳頂。

 

県指定史跡の石碑があった。

 

青面金剛と刻まれた石も、祠の中に。

 

墳頂から見た入口。

 

かつて墳丘だった場所を東海道線が通り抜けていった。

 

墳丘脇から来た方向。富士山も、愛鷹山も雲に隠れてしまっていた。