墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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天神塚古墳 山梨県甲州市勝沼町小佐手

前回のつづき。

中秣塚古墳を見学後、当初は岡銚子塚古墳を再訪する計画だったが時間が無くなってきたので甲府盆地を西から東へ横断し、勝沼のぶどう園エリアへ向かった。

 

青峰園(せいほうえん)に着くと、駐車場のすぐ後ろに墳丘があった。

 

頭(墳頂)は、ぶどう棚のネットの上。

 

墳裾に、勝沼町教育委員会による標柱があった。

髪櫛川古墳群の一つ。奥行6.5m、幅2.3mの南に開口した両袖型横穴式石室をもつ。入口部の石積みの丁寧さに特色がある。

 

この時期にぶどう園を訪れる人はいないようで、青峰園の方を探すのに少し時間がかかった。見学を申し入れて石室へ。

 

 

回り込んでいくと大きな開口部。

 

両袖に、揃いの大きさの石が三段ずつ積まれる。開口部の高さは160cm程度か。

 

室内高は余裕で2m以上ある。

 

巨大な天井石。

 

奥壁の右側。笹の根がちょっと不気味。

 

奥壁左側。

 

奥壁前から開口部。

 

側壁は大小6段の石が積まれていた。

 

この技術が時を経てお城の石垣へと発展していったのだろうか。

 

開口部から西側。

 

斜面の石は、葺石か土留めか。

 

「古墳のある静かなぶどう園」の看板が保管されていた。

 

1200坪の園内で育てられているぶどうは十数種あり、8月上旬から11月上旬までぶどう狩りが楽しめるとのこと。 ぶどう狩りに再訪したい。

http://www.seihou-en.com/budougari/

 

敷地を出てすぐの「ヴィーノ・デ・青峰園」で、古墳のあるぶどう園で育ったぶどうを醸造したオリジナルワインを購入した。フレッシュでおいしいワインでした。

http://www.seihou-en.com/wine/