墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」展ほか @東京国立博物館・上野

週末の夜間開館で仁和寺展を再訪。大阪・葛井寺千手観音菩薩座像(国宝・8世紀)を拝観。

一般的な千手観音は千手を40本の腕で表すが、こちらの像は実際に千本以上の腕が確認される唯一の千手観音像(1041本)

正面から側面から後ろから、じっくり拝観させていただいたが、後背からシメジの根元部分のように何層もの腕が、孔雀の羽のように広がる姿は圧倒的で神々しかった。

一本一本の腕は異なる形を示すが、美しい指は全部で5205本ということになる!

 

うっとりと見とれる鑑賞者も多い印象だった。

3月11日まで。ツイッターで待ち時間が確認できる。

https://twitter.com/ninnaji2018

 

撮影可の場所もあるが、2度目の時は動きがとりにくい状況になっていた。

 

 

表慶館では「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」展が開催されていた(5月13日まで)

アラビア半島には古代から交易路が張り巡らされており、諸文明が行き交った証となる貴重な文化財サウジアラビア王国国立博物館等で所蔵されている。日本での公開は今回が初めてになるそう。

 

入口ホールで迎えてくれる人形石柱。

 

紀元前3500~前2500年前という古いもので(後者であればエジプトのクフ王と同時代)、移牧民や遊牧民が、墓や祭祀施設に立てたと考えらるそうだ。砂岩製。

 

こちらは、やはり紀元前3500~前2500年頃に造られた石偶(せきぐう)
女性を表わしていて、表面に赤色顔料が残っている。

 

ガラスケースに収まった、馬の像は、なんと新石器時代~前6500年頃のもの。

 

眼から上は欠けているが、口元などはよく特徴をとらえている。

 

考古展示では100万年以上前にさかのぼるという、アジア最初の石器もあった。

 

こちらの大きな男性像は紀元前4~前3世紀頃のもの。

 

日本列島では弥生時代、地中海圏ではギリシアが全盛期、ローマの勃興期。

 

リアルな膝周り。

 

本展には、メッカのカァバ神殿の扉(実物)も出ている。

 

オスマン朝時代の1635,1636年に、スルターンのムラト4世が寄進し、1930年代まで使われたもの。木芯、打出銀張で鍍金がなされ、絢爛。

 

企画展としては入館無料(東博の入場料に含まれる)、基本は撮影可。

当初は3月18日までの会期だったが、5月13日まで延長された。

出展数は400件以上で、ヘレニズム時代やローマ時代に賑わった古代都市からの出土品やサウジアラビア初代国王の遺品(20世紀)なども含まれる。おすすめです。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1886