墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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明治神宮 明治神宮御苑・清正井 東京都渋谷区代々木神園町

原宿駅側の鳥居。駅から来ると空間が、喧騒から静寂へと一瞬で変わる。

 

500m近く進んで大鳥居。降雪後しばらく経ってからの参拝だったが、まだまだ雪の跡が。

 

鳥居の先に「御苑」への北門があったので訪ねてみた。入口で500円を納めて小道を進む。

 

その先の隔雲亭(かくうんてい:外観のみ)明治天皇が皇后のために建てた数奇屋造りの休息所で、戦災で焼失したが昭和33年に再建。池を見下ろす緩やかな斜面の上部、日当たりの良い場所に建っていた。

 

御釣台から見る南池。氷の上は水鳥の足跡か。

 

御苑の案内図。面積は8.3haで、江戸初期は熊本藩主加藤家下屋敷の庭園、その後は井伊家に移り、明治になって皇室の御料地となっていた。

 

凍った池を左に見ながら進む。

 

その先には雪に覆われた花菖蒲田。江戸時代には家臣子女が米作りの大切さや苦労を学ぶ稲田だったそう。

 

6月が見頃の花菖蒲は、江戸系の原種150種、1500株が植えられている。

 

四阿は茅葺き。

 

谷戸のような地形をゆるやかに上っていく。

 

上り詰めると「清正井」があり、数組が並んでいた。

 

加藤清正が掘ったと言い伝えられる清正井(きよまさのいど)は、年間を通して15度前後の清水が湧き出ているが、桶の水に触れるのも禁止とのことだった。

 

ほとんどの人は写真に撮るだけだったが、一人の若い女性が井戸の前でしばらくしゃがんだままになっていて少し緊張感が漂った(後ろに列が出来ているのに気づいていなかったようだった)

 

水は非常にきれいだった。ここが渋谷川の水源のひとつになっている。

数年前には運気が上がると持ち上げられ、今は逆の意味の書き込みも。

自分は清々しさしか感じなかった。

 

帰路の散策コース脇は深山のよう。

 

4月下旬にはヤマツツジの群落で彩られるとのことだった。

 

参道に戻って拝殿へ。

 

日頃の感謝と「お願い」もした。

 

回廊には書初めが。

 

参拝後は北参道へ。

 

ここから最寄は代々木駅。1.5kmの距離になる。