墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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向山16号古墳(未到達:説明板のみ) 静岡県三島市北沢

前回のつづき。

向山古墳群公園から道路を下ると三島市立向山小学校の前に出る。かつて向山1号墳と2号墳があった場所。

 

正門前からはとても見晴らしがよかった。

 

正門前には気になる石もあった。 

 

向山16号古墳と書かれた説明板。

向山16号古墳 発見の縁を作った守護石
この公園の北側にある山や「山の神さま」として、地元の人たちに長く大切にされて来た場所でした。古墳ではないかと言う人もおりました。視の調査では普通の山ということでしたが、三島市に寄贈する際、この経緯から地形保存を条件としました。
後年これば守られるように、この事を記した石(守護石※)を山の頂上に埋設することにしました。
ところが平成16年6月5日、事前作業として穴を掘ると3~40cm角の板状の石が層状になっている部分に接しました。このような石の層は自然にありえないと感じ作業を中断、三島市の文化振興課に連絡しました。この件がきっかけで再調査が実施されました。
この山が前方後円墳であったことが分かり、接触した部分は墳丘部の最も高い部分で石室の中央部だったそうです(本格的な調査はまだ行われていません)
守護石を埋設しようとしなければ、この16号古墳が発見されなかった縁の深さ、この守護石の由来を後の世代にも伝えたいと思い、展示と共にここに記しました。
※守護石は、山梨県の南アルプスで産する白鳳石紅(べに)で、貝型の石を分割、その面に地形保存の旨を記し、再び閉じた形になっています。
平成25年10月15日 小林孝

 

説明板前、平たい石の上に置かれた石が守護石か。

 

 ほかにも周囲には気になる石が置かれていた。

 

下は説明板の近くで撮った石だが、後方右寄りの小山が16号古墳であったことに後で気づいた。

 

グーグルマップにも載っているのに先を急ぎすぎてしまった。

 

こちらの文化遺産オンラインや昇寛さんのサイトで写真が見られる。

http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/281613

http://sgkohun.world.coocan.jp/archive/index.php/misima_mukai16/

眺めも良さそう。再訪しないと・・・

 

もう少し詳しく下調べをすればよかったが、調べ過ぎると「確認」になってしまい「見つける」面白さが減少する。その加減が、なかなか難しい。