墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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戸崎古墳群(小櫃学ツアー) 千葉県君津市戸崎

前回のつづき。

ツアーの最後の訪問地は数十基の群集墳があった戸崎古墳群。

下の萬福寺から南側に、古墳が散在する。

 

戸崎古墳群は小櫃川流域では最大規模の群集墳で古墳時代後期の築造。

下記のツアーでいただいたマップ。現地に案内板等は無い。

前方後円墳が5基、大きな円墳も数基あるが開発前の状況で、現状ではかなりが消滅してしまっている。

 

車を降りた向かいの宅地辺りもかつては古墳があったとのこと。 

 

そこから東に枝道を入って分岐するあたりに4号墳。角が前方部の左裾になるようだ。

 

分岐を左に進む。右手の草むらが4号墳の後円部あたり(のはず)

 

さらに進むと、同じく右手に草が刈られて墳丘がよく見えるようになっている6号墳があった。

 

6号墳は前方後円墳。左が後方部、右が前方部で正面が鞍部。

実はこれから削平されるらしく、その前に調査が行われるとのことだった・・・ 

 

その先の左側の竹薮の中に円墳が。

 

周囲に水が溜まっていて墳丘に上がるのは断念。

 

直径40mの円墳、戸崎13号墳。その向こう側が萬福寺になる。墳頂に小さな祠が見えた。

 

竹薮の周りを道なりに左へ進む。

来た道を振り返ったところ。

 

さらに進むと再び竹薮の中に円墳があった。

 

直径21mの戸崎12号墳。

 

途中で右側の見通しが開けた。

 

平地へ降りていく道。 団体行動でなければ行っていた。

 

公民館へは予定通り15時半に到着。 

 

案山子に見送られながら駅へ。

 

振り返ると田んぼ。内陸部だが平地が広い。だからこそ、早くから開墾が進んで大きな古墳も造られたのだろう。

東京湾の小櫃川河口から南の湾岸には内裏塚古墳(144m)をはじめとして巨大な前方後円墳が集まる。それらと内陸の小櫃の古墳群との関係は、大阪湾岸の巨大古墳と大和川を遡った奈良盆地の古墳の関係との相似形のように感じられた。

 

途中にあったコミュニティーショップ。 

 

その店先の看板。 

 

駅前の駐車場からは公民館のC12がよく見えた。

 

小櫃駅ホームからの眺め。

 

15:50発の木更津行きに乗る。次は一時間後だったので、ツアーの時間通りの進行に感謝。

先頭からの眺め。

 

ワンマン運転なのでバスのような料金表と運賃箱がある。

 

沿線のススキも綺麗だったが、もたもたしている間にチャンスを逃した。