墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

木組み博物館 東京都新宿区西早稲田

早稲田奉仕園スコットホールを訪ねた際、そのすぐ近くにある「木組み博物館」へ行ってみた。 

 

早稲田通り沿いの雑居ビルにある。

 

小さな表示が入口に。

 

ドアを開けるといくつかオブジェが並ぶ。

 

エレベータで3階へ。

 

3階にある2つの部屋が展示室になっていた。受付で記名して中へ。入館無料。

 

「木組み博物館」は、日本の伝統的木造建築の施工監理に関わってきた谷川一雄氏(館長)が、その伝統工法の文化を後世につなげるために2年前に個人で開設した、触って楽しめる”参画型”ミュージアムだった。

https://www.kigumi.tokyo/blank-hdcn6

 

第1展示室には2m超の高さの原寸大木組み(三重塔の一部)がある。

 

机の上に何種類ものサンプルが並ぶ。どれもしっかり留まっているが自由に分解・組立ができるようになっていて非常に面白い。

 

木組みは伝統木造建築において木と木を強固に組み合わせる、世界に誇る技術だが、その歴史は富山県の桜町遺跡での発掘例によって縄文期(4000年前)までさかのぼるとのこと。

長さ方向につなぐ「継手」と、直角や斜めにつなぐ「仕口」に分類され、その種類は4千超になるそうだ。

 

こちらが「継手」のひとつの「のげ継」

 

気持ちよく外せる。

 

こちらは仕口の最高級、上り框や縁台、仏壇框などの継手に用いられる車知留(しゃちとめ)

 

竹串のようなピン(車知栓)を抜くと、気持ちよくスパッと分かれた。

 

こちらは柱の上で交差する貫。 

 

原寸(?)のモデルは重い。 

 

こちらは軒を支える組み物のモデル。左から出三斗、出組、二手先、三手先。

 

こちらが出三斗。

 

縮小サイズだが精巧に出来ている。

 

三手先のモデルはパーツも多かったので触るのがためらわれた。

 

こちらは屋根組みがわかるモデル(分解・組立用ではなかったはず)

 

樹種の見本はそれ自体が作品のようだった。手触りも確かめられる。

 

第2展示室では日本建築の仕上げ技術が紹介されていた。

 

屋根周りの技術。もちろん瓦も。

 

漆塗りの技術。この隣には左官技術の展示。

 

錺金物や和釘。

 

大工道具や引き手などの金物。

開館日は火・水・木と月1回の土曜日。

お子さんがおられる方には特におすすめですが、たっぷり時間をとる必要があるかも知れません。