前回のつづき。
この日の最後に訪ねたのは那珂川町馬頭にある広重美術館。
美術館の竣工は2000年で設計は隈研吾。地元産の八溝杉を用いた”ルーバー”が数え切れないほど使われている。
構造的には鉄骨の柱や梁で補強されている。
当館は、栃木県の現さくら市出身の実業家・青木藤作氏が集めた広重肉筆画を中心とする寄贈コレクションが母体となっているが、このときは「大佛次郎と501匹のねこ」展が開催されていた(11/26まで) 一般700円。
閉館間際に着いたので、早足で鑑賞。
エントランスの雰囲気がよかった。
さすが地元産だけあって、サントリー美術館や根津美術館よりも豊富に木材が使われている。壁紙(烏山和紙)や床材(芦野石)も地元のもの。
裏手の竹林もいい雰囲気。
2018年1月26日~3月4日では川瀬巴水と土屋光逸の作品による「郷愁の日本の風景」展が開催されるとのことなので、これに合わせて再訪したい。
広重美術館と隣り合って郷土資料館があり、閉まる直前に入館。
地元で出土した縄文土器など考古系の展示もあったが、かつては川から金を採っていた歴史もあったことは興味深かった。(無料、館内撮影不可)
http://tochimarukun.jp/blogs/archives/22116
この日の当初計画では、この付近にあと3ヶ所、行きたい古墳(首長原古墳、川崎古墳、唐御所横穴)があったが、日も暮れてきたので次の機会とした。