墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「そこまでやるか 壮大なプロジェクト」展 @21_21 DESIGN SIGHT・六本木

六本木の東京ミッドタウンにある「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の展覧会を見に行った。

 

「そこまでやるか 壮大なプロジェクト」展

 

8組のアーチストの作品や製作過程が展示されている。

 

ジョルジュ・ルースによる「トウキョウ 2017」

館内の一隅に組まれた木の構造物。

 

ある一点から見ると正円が現れる。

 

ヌーメン/フォー・ユースによる「テープ・トウキョウ 02」

21,120m(ということは約21km!)のテープで人が中に入れる空間を作り出している。

 

下から見上げたところ。中に入るには並ばなければならなかったのでパス。

 

ほかにも、石上純也が中国山東省の渓谷にて進行中の幅1.35m×高さ45mの教会「Church of the Valley」の建築模型(撮影不可)や、ダニ・カラヴァンの「大都市軸」の映像・模型など、壮大で興味深い展示があった。

http://www.2121designsight.jp/program/grand_projects/exhibits.html

 

壮大さを強く感じた展示はクリストとジャンヌ=クロードによる”プロジェクト”

50年以上、世界のさまざまな場所で、風景を一新するプロジェクトを実施してきている。

 

今回の展示は、現在進行中であるマスタバ(The Mastaba @アラブ首長国連邦)でのプロジェクトのドローイングと、昨年実施されたイタリアのイセオ湖の「フローティング・ピアーズ」の製作映像。

 

イセオ湖はこちら。

湖畔から湖上の島とその先の修道院へ歩いて渡れる全長4.5kmの「浮かぶ埠頭」が2016年6月に16日間だけ設営された。一辺50cmほどのポリエチレンキューブ20万個がつながれてオレンジ色の布で覆われた。布の総面積は10万㎡になる。

 

映像作品は入館してすぐ見始めたが、なんと56分の長尺ものだった。

イセオ湖のプロジェクトの様子と、クリストの製作姿勢がわかる内容で、とても面白く最後まで見てしまった。

(椅子のあいたときに座って見ることをおすすめします)

 

イセオ湖でのプロジェクトは、下記の公式サイトにてドローイングから実現時までの豊富な画像を見ることができる。

http://www.christojeanneclaude.net/projects/the-floating-piers

(スマホの場合は「Realized Project > The Floating Piers」を選択)

 

本展は10/1まで開催。10時~19時で火曜休館、一般1100円。