墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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松本民芸館 長野県松本市里山辺

前回のつづき。

針塚古墳から松本民芸館までは車で7,8分(徒歩は20分)の距離だった。

長屋門の前にも若干車が停められるスペースがある。

 

入館料一般300円。9時~17時の開館で16時半まで入場できる。

この時点で16時20分でぎりぎりのタイミングだった。 

 

松本市のサイトによれば、柳宗悦が唱導した民芸運動に心を寄せた「ちきりや工芸店」の丸山太郎氏(1909~1985)が昭和37年(1962)に創館し、昭和58年(1983)に6,800点蒐集品と土地建物が松本市に寄贈されて、平成4年に松本市立博物館分館としてオープンしている。

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/sisetu/marugotohaku/mingeikan/profile.html

 

スリッパにはきかえて、一階から順路に沿って見学する。

 

美しい形をした櫛のコーナー。

 

かつて駒場の日本民芸館を訪ねたときに感じたような、居心地のよいゆったりとした雰囲気が漂っていた。

 

大きく開いた窓からは心地よい風がはいってくる。

 

 そこここに置かれた和箪笥に惹かれた。

 

この時の企画展コーナーでは「涼やかなぬくもり・ガラスの器」展が開催されていた(10/29まで)

 

大きな梁のある2階の部屋。奥の壁際に並んでいるのは十王像。

 

吹き抜けの一階部分。ゆっくりくつろげそうな椅子や畳敷きがあった。

 

こちらの箪笥はアフガニスタンのもの。

 

ここも気持ちのよい微風が通っていた。

 

庭からみた建物。

 

庭の一画に双体道祖神が置かれていた。

 

帰り際、民芸館の方に、針塚古墳の案内図にあった「御母家古墳」のことを伺ってみた。絵地図上ではすぐ裏の山のように見えたが、ご存知ないようだった。

 

 が、なんと少し離れたところにある美ヶ原温泉の方に電話で問い合わせていただいて、「御母家」は「おぼけ」と読むことと、美ヶ原温泉にある「金宇館(かなうかん)」という宿の近くかもしれないということがわかった。

せっかく調べていただいたので、訪ねてみることにした。

つづく。