日曜美術館のアートシーンで紹介されていた、自動からくり人形作家・ムットーニ(本名:武藤政彦 1956~)の作品展を見に行きました。
京王線の芦花公園駅から南に徒歩5分ほど。
入場料一般800円。ぐるっとパスでは2割引。
絵画や人形パーツの展示もありますが、音楽や語りと共に人形が動く幾つもの”ボックス・シアター”が主役。
公式サイトによると、「1990年頃より、複雑な人形の動きとストーリー性が加わり、光、音、装置転換、本人の語りなどの要素が絡み合う現在の”ボックス・シアター”スタイルを確立」したそうです。
http://www.setabun.or.jp/exhibition/exhibition.html
いくつかのコーナーで並行して”ステージ”が開催されます。
10cmほどの人形の微細に揺れるようなリアルな動き、次々に変化するステージはとても魅力的で、最後まで見続け聴き続けてしまうものが多かったです。
40点を超える作品には世田谷美術館所蔵のものもありますが大半は個人蔵。なかでも作家蔵のものは大変素晴らしかったです。
「ジャングルパラダイス」や「サテライトキャバレー」のきらめくオルケスタや荘厳な「カンターテ・ドミノ」には心を持っていかれました。
それぞれの作品を鑑賞するのに5分ほどの時間が必要であり、「もう一度聞きたい」ものも出てくると思うので、時間に余裕をもって行かれることをおすすめします。
6月25日(日)まで。会期末まで連日14時からと16時半から、作家本人によるギャラリートークがあるようですが、会場はそれほど広くありません。