墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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崇元寺公園~沖縄県立博物館・美術館 沖縄県那覇市泊・安里・おもろまち

前回のつづき。

スマホでグーグルマップを見ていたら、「旧崇元寺石門」という史蹟の印が出ていたので寄ってみた。

ゆいレールが川沿いを通っている安里川の対岸に石垣がある。

 

正面に向かうと見事な三連アーチの石門があった。これがお寺の門だったとは。

この石門の右に「下馬碑」という石碑が立ち、解説板があったということを後から知った・・・

 

トンネルのような門をくぐる。

 

 その奥には階段。

 

基壇は広かったが何も残っていなかった。

 

崇元寺 - Wikipediaによれば、霊徳山崇元寺(そうげんじ)は1527年に創建されたとされる臨済宗の寺で、かつては尚氏王統の霊を祭る寺だったが沖縄戦で焼失・全壊した。

昭和30年代頃までは宗元寺跡に木造の図書館と、滝のある小山があったようだ。

 

階段の隣にある大きなガジュマルの木。 「崇元寺公園のガジュマル」として那覇市の都市景観資源に指定されている。

 

分割で遊んでみた。頭上の一枚は反り返るようにして撮っている。

 

階段の上から石門を振り返る。

 

ガジュマルとの2ショット。

 

基壇の上からみたガジュマルは、気根が滝のように垂れ下がり、小さな森のようになっていた。

 

公園の東辺から。

 

公園の北側にあった教会。

 

その向かいにも小さな公園。

 

こちらにも「都市景観資源」の銘板が。根元に特等席があった。

 

奥は遊具のある児童公園。

 

その近くの歩道は植物園のようになっていた。

 

その先の、魅力的な路地に惹き込まれた。

 

分かれ道では高低差のある方か狭い方、または先が長い方を選ぶ。

 

角には木製の電柱があった。

 

緩く上る細長い道へ。

 

意外に短かった。

 

そこを抜けると大通りになり、北へ下ると博物館前の交差点に出た。

重低音のヘリの音が聞こえて空を見上げると、オスプレイだった。

 

博物館前には花で作られたノグチゲラ。

 

芋虫も表現されていた。

 

博物館の企画展は「琉球・沖縄の地図展」(4/16まで)

 

美術館の方は「山元恵一 まなざしのシュルレアリスム」展(4/23まで)

 

博物館の建物は”グスク”の石壁のような雰囲気。

 

入口脇で見上げて。

 

内部の様子。時間があったので2つの企画展と常設展も見た。

 

地図展では琉球王国時代の古地図や測量関連器具、水準石の展示があった他、日本軍や米軍による地図などもあり、興味深かった。

 

沖縄生まれのシュルレアリスト・山元恵一展は、幾部屋も使ったボリュームのある回顧展で、ポスターにもある赤い牛の頭骨をモチーフにした作品の部屋が圧巻だった。赤の色は紅型衣装を想起させた。

山元恵一|作家紹介|美術館|沖縄県立博物館・美術館

 

常設展の撮影可の部屋の港川人(みなとがわじん:17,000~18,000年前の旧石器時代)

 

北谷町等で出土した謎の石板で、作られた時代もその意味もわかっていない。

高さは20cmほど。

こちらの博物館に来た時はいつもこれらに見入ってしまう。 

沖縄県立博物館(続編) 沖縄県那覇市おもろまち - 墳丘からの眺め

沖縄県立博物館 沖縄県那覇市おもろまち - 墳丘からの眺め

 

上記の9月に来た時は日蔭が欲しい日差しだったが、曇りの3月は涼しかった。 

つづく。