墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

両国公会堂の解体(後) 東京都墨田区横網2丁目

江戸東京博物館へ行ったついでに東京都復興記念館のジオラマ・大東京復興模型(1929)を見ようと思い、旧安田庭園にも立ち寄ったら”あるはずのもの”がなくなっていた。

 

2015年5月時点。 f:id:massneko:20150505130415j:plain

庭園と接する位置に建っていたのは両国公会堂(旧本所公会堂)

大正15年(1926)の竣工で、設計は新宿御苑 台湾閣、片倉館(諏訪市:重文)等を手がけた森山松之助。

massneko.hatenablog.com

 

森山松之助は、先日銀座で見たヨネイビルも設計している。

鈴木ビル、竹田ビル、ヨネイビル、奥野ビル(銀座アパート)など 東京都中央区銀座1・2丁目の近代建築 - 墳丘からの眺め

 

 

目の前に広がる空間に唖然としてしまった。

 

壁面のカーブや丸いドームが印象的な建物だった(2015年5月)

f:id:massneko:20150505125743j:plain

 

新しく建つのは刀剣博物館だった。

 

 設計は、代官山ヒルサイドテラスや幕張メッセ、朱鷺メッセなどを手がけプリツカー賞も受賞している槇文彦の設計事務所。来年(平成29年)9月末に完了予定。

 

お隣の東京都慰霊堂は前回来たときは修繕工事中だった。

東京都慰霊堂 復興記念館 墨田区横網 - 墳丘からの眺め

今は新築のようにきれいになっているが竣工は昭和5年(1930)、設計は伊東忠太。

 

側面から。

 

背面に、高い基壇をもつ三重塔がある。

 

本堂と塔の基壇が接する部分。

 

内部の様子。

 

周囲の壁面に震災や戦災の記録が展示される。

 

次にお隣の東京都復興記念館 へ。

2階の「東京市模型 五千分之一 昭和六年九月現在」を見学。関東大震災から8年後の東京の様子をしばらく眺めた。