墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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薬師岳・山頂展望 2016年8月7日

前回のつづきの薬師岳山頂(2926m)

毎年一度の山行を十数年続けていますが、この日はこれまでで最も天候に恵まれました。 

 

山頂から北側。正面に連なる稜線の先は北薬師岳(2900m)

その右奥に剱岳(つるぎだけ)と立山の三角の頂きがあります。

 

剱岳(2999m)へズーム。

 

こちらの三角は立山・大汝山(3015m)

手前のなだからな緑の斜面は立山の五色ヶ原。

 

立山の右後ろから、後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)が連なります。

 

その手前は黒部川源流が刻む深い谷です。

 

さらにズームして。

中央の山塊(奥木挽山)の後ろに黒部湖があります。

 

海の波のように山襞が連なります。 

 

 左から続くの立山の右後ろから、白馬鑓ヶ岳(2903m)、その右に唐松岳(2695m)、その右に五竜岳(2814m)、一番右が鹿島槍ケ岳(2889m)

 

唐松岳、五竜岳は3年前に登りましたが遠望は得られませんでした。再訪して、その頂上から薬師岳を眺めてみたいです。

唐松岳、五龍岳 登山 (2013/7/27-28) - 墳丘からの眺め

 

さらに南に山並みは続きます。パノラマでも収まりきらな大きさ。

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上記写真の右手前の稜線は、赤牛岳(2864m)から水晶岳へと続いています。

 

赤牛岳の右をズームすると、なだらかな山頂の野口五郎岳(2924m)

岐阜県美濃市出身の野口五郎の芸名はこの山にちなんでいるそうです。

 

さらに右に水晶岳 (2996m)、その左にぴょこんは大天井岳(おてんしょうだけ:2922m)、右奥は赤岩岳。条件がよければ赤岩岳の奥に富士山が見えるようです。

 

水晶岳から右へ。赤岩岳の右にぴょこんがワリモ岳。その右・写真中央の黒い山塊が鷲羽岳(わしばだけ:2924m)

その右奥から、槍ヶ岳と穂高連峰が連なります。

 

ノコギリのような槍穂高連峰。

左から槍ヶ岳(3180m)、大喰岳(おおばみだけ:3101m)、中岳(3084m)、南岳(3032m)、大キレットでえぐれた右が北穂高岳(3106m)、その右肩に前穂高岳(3090m)が見えていて、その右にえぐれたあたりに穂高山荘があり、右に上がって奥穂高岳(3190m)になります。

槍ケ岳や奥穂高岳は急逝したNさんらとともに十数年前に登りました。 

 

ズームアウトして。

 

南側です。

 

薬師岳の稜線の先のぴょこんは笠ヶ岳(2898m)、その後ろに乗鞍岳(3026m)、その右手前は黒部五郎岳(2840m)、その右奥は御嶽山(3067m)

 

動画でも撮ってみました(iphone)


薬師岳 山頂パノラマ

 

山座同定はこちらのサイトを参考にさせていただきました。

北アルプス薬師岳パノラマ展望図 | 景図工房

 

南西側には登ってきた稜線、その先に宿泊した太郎平小屋が見えました。

 

 西側には高い山はありません。

 

景色を堪能し、パンとスープとコーヒーの朝食をとって30分後に下山開始。 

 

途中、水晶岳の右肩に常念岳(2857m)の先端が顔を出しました。

常念岳は、20年程前になりますが初めて登ったアルプスの山です。

 

雄大な景色を眼前に下ります。

 

正面は黒部五郎岳、左奥に笠ヶ岳。その間の奥が乗鞍岳。

 

薬師岳山荘へ下る道。

 

花の開いたハクサンフウロ。

 

登山道でライチョウに会えました。

 

休憩したベンチの近くから振り返って。

 

槍ケ岳がきれいに見えたのはここあたりまででした。

 

帰り道は折立まで下るのに9時間ほど。

亀谷温泉で汗を流した後、タクシーの運転手さんに教えていただいた寿司栄掛尾店で、おまかせ握りを堪能させていただきました。

寿司栄 いきいき富山の味処

 

※追記

2017年8月上旬に、白馬岳から山頂展望を得ることができました(薬師岳の姿は稜線のみ)