墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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白金界隈の坂道と細道 東京都港区白金

前回と場所は連続するが、訪ねたのは別の日。

三光坂の上には長く続く塀に立派な門があり、樹木の間からお屋敷がちらりと見えた。

 

塀も高いので建物の姿がわかりにくいが、グーグルアースであれば。 

 

服部セイコーの創業者・服部金太郎氏が1933年に建てた洋館で、設計は駒場の前田侯爵邸や日本橋の高島屋などを手がけた高橋貞太郎。

旧前田家本邸 重要文化財 @東京都目黒区駒場公園 - 墳丘からの眺め

重要文化財 髙島屋東京店(日本橋店) 東京都中央区日本橋 - 墳丘からの眺め


服部金太郎の没後は創業家の資産管理会社三光起業が所有し戦後はGHQに接収されて東京裁判の判決文もここで書かれたという、美的価値と歴史的価値を備えた建物だが2014年8月に売却されてしまった。

空撮! ついに売却された服部セイコー創業家の白金5000坪大邸宅 – FRIDAYデジタル

 

買い取ったのはシンガポールの大手不動産デベロッパー、シティ・デベロップメンツ。

セイコー創業家白金不動産はシンガポール不動産会社が300億円で取得 | ゆかしメディア | 1

 

大変貴重な遺構のはずだが一般公開もされずに取り壊されてしまうのだろうか。

 

敷地南側の塀沿いの坂道。

 

少し下って振り返ったところ。

 

坂の上に戻り、道を渡って白金4丁目の住宅街を行くと「今井記念館」という気になる建物があった。

調べたら公開(予約制)もされているよう。こちらのブログで紹介されていた。

今井記念館に行きました - 港区まち創り研究会(まち研)ブログ

 

細道に誘われるようにして白金の台地の北側へ降りていく。

 

降りた先には白金北里通りからも見えた新興宗教の巨大な建物があった。

 

その隣に気になる細道があった。入口写真を撮り忘れたのでストリートビューで。正面の壁沿いだが、その先はストリートビューに写っていなかった。

 

おそるおそる進んでいくと結構先まで続いていた。

 

次第に”ケモノ道”風に。

 

最後は行き止まりになった。道があるということはここで折り返す散歩者もおられるということだろうか。

 

振り返ったところ。ドクダミが沢山咲いていた。

 

小道の途中に台地上への階段があった。

 

階段を上がって振り返ったところ。

 

脇道があったので行ってみた。

 

上に抜けられる道がついていた。

 

再度、三光坂上の道に戻った。こちらは聖心女子学院への下り坂。

 

さらに進んで東大医科研の裏手に続く枝道。

 

上記の枝道へ入って医科研の周囲を回った。プラチナ通りと合流する手前。

 

煉瓦壁が不思議な形で残っていた。