墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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野木町ボランティア支援センターれんが蔵 「きらり館」 栃木県野木町大字友沼

前回のつづき。

野木神社を参拝してから、東の大塚古墳へ行くか北の小山市立博物館へ行くか、昇寛さんのサイトの地図・小山市・野木町の古墳を見ながら迷ったが、結局後者を選んだ。

 

途中の道沿い、友沼の交差点の近くに別の煉瓦建物が残っていたので立ち寄った。

 

旧町役場跡、現在は町のボランティア支援施設の敷地に建つ赤煉瓦の蔵。

 

旧役所の施設だけあってきれいな煉瓦をつかっているようだ。土台の部分が斜めになっているところも手が込んでいて安定感が出ている。

 

板張りの内部はまだ木の香りが漂っていた。

 

室内は展示スペースとして貸し出されるが、このときは「空き」になっていて、何枚かのパネルが壁にかかっているだけだった。

 

2012年の新聞記事の切り抜き。

役場は1973年に移転したが、煉瓦蔵はその後も書類を収納する倉庫として数年前まで使われてきた。2011年にボランティア支援センターができるのを機に、煉瓦蔵も展示スペースとして内部を吹き抜け、板張りに改装したとのこと。

なお以前この敷地にあった町役場の写真が新井家ふるさと記念館に展示されていたが、なくなってしまったその建物も煉瓦造りで実に堂々としていた。

 

入口の扉上には花崗岩が使われていた。新聞記事には築60年とあるので1950年頃の築造か。

 

長辺側から。

 

2階窓の扉は外開き。

 

敷地を囲む塀の土台の煉瓦は結構年季がはいっていた。

 

門柱も町役場時代のものだろう。

つづく。