墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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毘沙門塚古墳 茨城県猿島郡境町

前回のつづき。

五霞町の穴薬師古墳の見学後、同じ猿島郡だが利根川の北側の境町の古墳へ。

こちらも昇寛さんのサイト埼群古墳館で「お勧め」の、境町の2ヶ所。

 

はじめに向かったのは毘沙門塚古墳。

境町の北辺に近い場所で最寄り駅はJR古河駅だが、9.6kmの道程になるので徒歩だと2時間になる。

 

大きな文字がしっかり読める説明板があった。

境町指定文化財 史跡 毘沙門塚古墳

町指定:昭和57年5月1日 所在地:境町大字横塚字宮前

残存全長:54.4m 復元:約60m 後円部高さ:5.7m

旧長井戸沼を東に望む台地上に立地する。横塚古墳群最大の前方後円墳。5世紀後半から6世紀前半の古墳時代中期末から後期前半のものである。

本古墳出土遺物は、「円筒埴輪」4個体が待ち資料館に保管されているが、これらは底部から突帯までが長く、他にあまり例をみない。他の遺物としては、盗掘により鉄刀、鏃(ぞく:矢じり)などが出土したといわれているが、それらは不明である。

境町教育委員会

 

そこから墳丘へ上がらせていただいた。

 

 後円部から前方部。前方部が短い帆立貝式前方後円墳。

 

パノラマで。

 

後円部墳頂。かつては毘沙門堂が建てられていたそうで広場のようになっていた。

 

墳丘から西側方向。畑の先に大きな工業団地がある。

 

墳丘から北東方向。

 

後円部を北側の墳丘の裾から見上げたところ。

 

裾の一画では紫の花の群落があった。

 

若葉がきれいだった。下草が繁る前でもある今が墳行のベストシーズンか。

 

墳丘の北側の小道、東側の旧長井戸沼の方向。

道の先が広く落ち窪んでいたが、すぐ先に宮戸川が流れていることをあとから知った。

こちらの境町のサイトでは川越しの墳丘の写真が見られる。

3.毘沙門塚古墳 | 境町公式ホームページ

 

つづく。