墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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五社神古墳(神功皇后陵) 奈良県奈良市山稜町

前回のつづき。

天理駅から近鉄天理線で平端駅へ、そこから橿原線で大和西大寺駅へ出て京都線に乗り換えて1駅目の「平城駅」で下車した。

今回スマホの経路探索アプリがとても役に立つことを体感したが、奈良県内の近鉄路線にも詳しくなった。

駅の北側に見える小山の方向へ向うと、まず八幡神社がある。一見墳丘のようだが、古墳はこの北側にある。

 

神社の左の道を上っていくと、道沿いにお馴染みの宮内庁の立て札があった。

五社神古墳(ごさしこふん)は「狹城楯列池上陵(さきたたなみいけのえのみささぎ)」として、第14代仲哀天皇皇后の神功皇后(じんぐうこうごう)の陵に治定されている。

 

立て札の先に石畳の上り道があった。

 

満開の梅の先に遥拝所があった。

 

まずは参拝。

 

五社神古墳(神功皇后陵)は全長275mと全国12位、佐紀盾列古墳群(さきたてなみこふんぐん)では最大の大きさ。4世紀後半~5世紀初頭の築造と考えられている。

遥拝所から見える前方部の横幅だけで155mにもなる。

 

遥拝所の右側に周濠の近くまで寄れるところがあった。

 

西方向、遥拝所と墳丘。

 

東方向。周濠は幕末の修陵で拡張されているそうだ。

五社神古墳 - Wikipedia

 

あたりは静かで厳かな「気」を感じた。

 

帰り道に八幡神社へ寄った。古の雰囲気の拝殿。

 

ここからは入れないが、さらに上がったところに本殿があり、背後の小山の先には五社神古墳の遥拝所がある。

 

グーグルアースで見るとこの小山(神功皇后陵の下)も墳丘のように見えるが・・・

 

境内から南側参道。神社の位置はまさに五社神古墳から南に続く台地の先端にあたる。

石段を降りて近鉄の踏切を渡り、佐紀盾列古墳群の巨大古墳密集地帯へと向った。

つづく。