前回のつづき。
箸墓古墳を一回りした後も時間があったので、持って行ったガイドブック「奈良の古墳」(まりこふん著)に掲載されている周囲の古墳にも行ってみた。
まず目指したのは茅原大墓古墳(ちはらおおはかこふん)
道沿いにも要所に古墳への案内表示があった。特別舗装の山の辺の道に沿って歩く。
JR桜井線の踏切を渡る。
振り返ると箸墓古墳。
いにしえの雰囲気を残す民家。
国津神社という村社の横を通る。
瓦屋根の立派な拝殿だった。こうして参拝すると、軒の丸瓦は当時の人々に大きなインパクトがあっただろうと想像された。
こちらも文化財のようなお宅。
梅の香が漂う道筋。
桜井線と箸墓古墳。
僅かな上り坂を進む。
太陽が三輪山から離れてきた。
すぐに右手に墳丘が見えてきた。
正面に魅力的な道が続くが次の機会とした。
茅原大墓古墳は全長約85mの帆立貝式の前方後円墳。
纏向古墳群(下記の右)のすぐ南に位置するが、築造時期は約200年後の5世紀前半・古墳時代中期。
纒向川以南の古墳群の中核となる前方後円墳であり、地元では倭佐保姫の御陵として永く保存されてきた。
壁に沿った上り道があった。看板は「まむし注意」
斜面に石段がついていた。
その左の草叢には小さな社も。
墳丘は思ったより広かった。
箸墓古墳の眺めが素晴らしい。
墳丘西側のパノラマ。
西側の周濠からは家形埴輪や円筒埴輪が出土していて、墳丘は葺石で覆われ円筒埴輪が樹立していたと考えられるそうだ(前出の桜井市のサイトより)
三輪山方向。
北側方向。右からが三輪山の稜線になっていてその延長線上、画面の左外にホケノ山古墳がある。
手前は墳丘上。その先に四角く奥へ出ている部分が短い前方部となる。
墳丘の南東側。美しい瓦屋根。
南西側はため池になっていた。
後円部横から前方部。
横から見たところ。右が前方部。残っている高さは低いが形はわかる。
下から見上げた墳丘。
草は朝露で濡れていた。
続いて駅に戻る方向にあるホケノ山古墳へ向った。
つづく。