墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

「フランス国立美術館 体感する地球儀・天球儀」展 @DNP五反田ビル

パリのフランス国立美術館が所蔵する16~18世紀の地球儀・天球儀の展示。

前期(2/19~5/22)と後期(6/3~9/4)に別れ、それぞれ数点ずつだが、3Dデジタル化された画像とともに詳細に見ていくことができる。

開館は土日と金曜夜。

 

五反田駅から徒歩6分のDNP(大日本印刷)五反田ビル。

 

以下は公式サイトより。

古代ギリシア人は、すでに地球は丸いことを知り、その周囲に球状の宇宙が存在すると考えていました。そうした想像や知識が形となり、地球儀と天球儀が誕生します。天球儀の製作は特に中世のイスラム世界に遡りますが、地球儀の製作が大きく発展したのは、コロンブスをはじめとする航海士によって、世界の様相が次々と伝えられた大航海時代。伝説や仮説は最新の情報へと書き換えられ、地球儀・天球儀は更なる貿易や旅、新たな文明の探訪へと人々を誘いました。また、地球儀・天球儀は、たとえば権力や富、知性を表すものとして、工芸的に手の込んだ一品ものとして注文されたり、象徴的な意味を込めた絵画のモチーフとしてもたびたび登場します。世界を描きだすと同時に時代を鮮やかに映し出す地球儀・天球儀は、私たち人類の情熱と知の結晶として今に残り、歴史を語りかけてくるのです。

Globes in Motion フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展

 

ビルのエントランスにはDNPの事業や技術に関する展示もある。予約時間になると受付でパスをもらい、ホール左右にある部屋に行く。

 

展示品の解説。

Globes in Motion フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展

 

5月までの前期では、1600年にアムステルダムでヨドクス・ホンディウス(父)により製作された地球儀などを見ることが出来る。

フェルメール作の「地理学者」に描かれている地球儀で、昨年6月に初来日した「天文学者」に描かれていた天球儀と対になっているもの。

国立新美術館 天祖神社 @乃木坂・六本木 - 墳丘からの眺め

 

天球儀は球の表面に星座が記されているので、観る者は中に入って内側からの視点を頭の中で想像する必要がある。

別の部屋の展示では、なんと3Dゴーグルをかけてバーチャルに中から天球儀を観察できるようになっていた。これは一見(一験?)の価値ありでは。

 

記念写真コーナーも(描かれているのはヨドクス・ホンディウス作の「天球儀」の方だが) 額縁の中に入って天文学者と並んで。

 

入場は無料だが事前予約が必要。

観覧のお申し込み|DNP Museum Lab