しばらく見ていなかった番組(いつの間にか提供がCanonに!)だが、先月から見るようになっていた。
10月に入ってから2週連続で「明治日本の産業革命遺産」の特集で、見ごたえがあった。10/4の「海を渡った巨人クレーン」等も感動的だったが、10/11の八幡製鉄所等も面白かった。
特集『明治日本の産業革命遺産』│TBSテレビ:THE世界遺産
八幡製鉄所は、中国から運んだ鉄鉱石と筑豊や長崎から産出した石炭とで日本近代化の礎、「鉄鋼」をつくった場所。
100年前の工場建物が現役で使われていたり、煉瓦建物が補強されながらしっかり残っていたりと、製鉄所が大事に使われてきたことが映像から伝わってきた。1901年創業時の4つ施設が世界遺産に登録されている。
構内見学ツアーは8月末に始まったばかりのよう。いつか行ってみたい。
番組では冒頭に中央線高尾駅でホーム柱として再利用されているレールが紹介された。1902年の八幡製鉄所製で日本最古のものだそう。
こちらの方のブログに写真が掲載されていた。
なに言うとりまんねん!:歴史を刻む高尾駅 中央線の終点、 私の好きな駅 現存する日本製最古のレール。 必見の価値あり! - livedoor Blog(ブログ)
近代化を支えたのは「鉄道」でもあったが、八幡製鉄所では今でもレールを造っている。当初は自社工場の建物の鉄ですら自前でまかなえなかったものが、世界一(長さ150m)のレールを製造する。
150mのレールをどうやって運ぶのかと思ったら鉄道で貨車に載せていた。カーブを曲れないのにどうするのかと思ったら、なんと鉄のレールは鉄路に沿うように「しなる」のだそうだ。
前から疑問に思っていたことが氷解した!