墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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飛鳥山1号墳(再訪)

前回のつづき。

久々の、ブログ名どおりのエントリ。

 

2年前に訪れたが閉門後で、外から眺めるだけになっていた案件。

当古墳は青淵文庫や晩香廬のある旧渋沢庭園内の林の中に残っている。 

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庭園の林の西端、児童公園のすぐ横に、直径31mの円墳がある。

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今回は説明板も撮れた。かつて古墳群があって残った1基だった。

飛鳥山公園の古墳

古墳時代後期の直径31mの円墳。平成元年の調査で周囲には幅3.8mの周溝が確認された。また、平成5年の埋葬施設の調査で、切石を使用した横穴式石室が確認されている。石室は玄室の左側壁の最下段と床石の一部が原位置を留めている他は、大きく壊されていた。石室の形態は残された側壁から「胴張型横穴式石室」と判断できた。石室内からは大刀や刀子の破片、鉄鏃、耳環、管玉、切子玉・ガラス小玉が出土している。公園内では他にも古墳の周溝が確認されており、古墳群が形成されていたようである。

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北東側から。

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墳丘から上記の位置を振り返って。

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墳丘から児童公園側の眺め。

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親子連れで大賑わいだった。

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ズームするとSLや都電車両も見える。前回は右の象のすべり台の上から古墳の写真を撮った。

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墳丘から北側。木々を除くと台地下の景色が広がっているはず。

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上記の左側、児童公園の展望ポイントからの眺め。目の前は新幹線の高架があって、鉄道鑑賞親子で賑わっていた。

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なお公園内にある北区飛鳥山博物館には近辺の赤羽台古墳出土の埴輪など、大変充実した展示を見ることができる。

が、閉館時間が迫っていたので、今回は渋沢資料館へ向かった。

つづく。