前回のつづき。
オスカー・ニーマイヤー展の次に見た展示。
10月12日まで開催しているが、夏休みのこどもたち向けた企画となっていた。
下記の公式サイトによれば、ヨーガン・レール(2014没)、岡﨑乾二郎、会田誠(と、ご家族)、アルフレド&イザベル・アキリザンの4組が、美術館に「ここではない」場所への入口を作る、というもので、その場所に立って「ここはだれの場所?」と考えることで、これからを生きるために考えるべき地球環境や教育、自由などについての問題が意識されるように作られている、とのこと。
こちらの展示室も撮影可だった。
以下4点はずれもヨーガン・レールの作品。
素材は海岸に流れ着いたゴミ。移住した石垣島で拾い集めたもの。
遠目にはきれいだが素材はゴミ。環境問題を美しく提示している。
岡﨑乾二郎による「 はじまるよ、びじゅつかん」
こどもだけ入場可。大人は壁しか見られない。以下は公式サイトから。
当館が収蔵する美術の名品について、自分の思いを話しかけてくる謎の監視員とともにご堪能いただけます(ただしこどもだけ!)
会田家(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎)の作品。以下も公式サイトから。
三人はそれぞれのやり方で、学校や社会など外の世界に対するストレスや批評精神をもとに、「それとはちがう場所」をユーモラスに作り上げます。
アルフレド&イザベル・アキリザンによる「わたしの場所はどこ?」
地元の小学生たちとのワークショップによって段ボールなどで作られた作品。
空中都市の間を歩いているようだった。先日の森ビルでのワークショップを思い起こした。
こどもに向けたものとはいえ、提示される課題は重たいもの。
が、それを明るく面白く、しかし深く訴求しているところが興味深かった。