墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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ミュージアム1999 ロアラブッシュ(ランチ&洋館見学) 東京都渋谷区渋谷四丁目

8月の3週目、平日に休みを取って洋館見学に行った。

昭和9年(1934年)竣工の建物が改築されながらも現役として残っており、レストランとして活躍していた。

8月31日までの特別プランで、普段は入れない会員専用の部屋も見学することができる(ただし、その部屋は撮影不可)

ランチコースは5000円から。妻とちょっと贅沢をした。

 

以下は公式サイトから転載。

7月・8月は平日ランチ限定で、ご利用のお客様へ食後に館内を公開いたします。 文明開化の流れのなか、大正から昭和の時代には多くの近代建築が建てられました。この西洋館もそのうちのひとつで、戦火や天災の歴史を乗り越えて現存する、貴重な文化遺産と呼べるものです。ここでは現代建築では見ることができない意匠の数々が見ることができます。 もとは、煙草商で財を成した資産家・千葉直五郎氏の御子息・千葉常五郎氏と鍋島家令嬢・京子女史の結婚を祝して建てられた住居用邸宅。 この建物の設計は黒川仁三氏、建設は竹中工務店が進め、1934年に建築。

館内見学付ランチプラン - ミュージアム1999ロアラブッシュ

 

地下鉄表参道から青山学院の横を抜けていくと住宅街の中に車寄せのある洋館が姿を現した。

 

玄関は2ヶ所あった。

 

ライオンの水盤が壁にある車寄せの方から入る(歩いてきたのだが)

 

はじめに通されたウェイティングルーム。絵や置物などの装飾は「エルテ」の作品で統一されていた。全部で80点ほど飾られていると聞いた。

 

時代が感じられる、磨かれた床。

 

まずは食事スペースへ(正面ガラス扉の向こう)

ただし、そこはレストラン営業に伴う増築部分でオリジナルの建物ではない。

 

食器が綺麗だった。

 

コースの最後にデザートが2台のカートで運ばれて来た。選択自由。

 

思わず山盛りにしてしまった(妻とかぶらないようにしつつ)

 

さらに、コーヒーと同時にマカロンなどの小菓子が運ばれてきた。

 

食事の後に見学ツアー。1階、2階のざまざまな部屋を見て回った。

はじめに食事した場所の隣の部屋へ。オリジナルの建物の「離れ」にあたる棟。

大きなステンドグラスがあった。

 

大きな窓から中庭が見えた。この場所で結婚式を挙げる仕様にもなっていた。

 

ステンドグラスは後からのものだが、壁に嵌め込まれたこちらをモチーフにしたようだ。

 

その部屋の隣に階段部屋があった。手すりの見事な螺旋階段を上がる。

 

上から見たところ。

 

2階には趣きの異なる部屋がいくつもあった。

深い青の家具で統一された部屋。

 

こちらはゴージャスなゴールド。

 

テーブルとソファが同じ部屋にある。

 

こちらの時計に全体の雰囲気を合わせたそうだ。

 

窓からはさきほどの中庭。迫力のあるヒマラヤ杉があった。

 

廊下から見るとまず目に入る位置に時計が置かれていることがわかった。

 

そのほかいくつかの部屋を見て、3階へ向かった。

 

狭くて急だが魅力的な階段を上がると、屋根裏の隠れ部屋のような場所があり、ソファーやバーカウンターがあった(が会員専用の部屋なので撮影不可)

 

一回りして最後は車寄せ前の吹き抜け(螺旋階段)へ。豪華なシャンデリアがあった。

 

シャンデリアを見ながら下りていく。

 

下から見上げたところ。こちらの手すりも趣があった。

 

この場所の1階には壁龕が2ヶ所あって、天使の口からは水が流れていた。

 

 こちらは始めに見た道路に面した水盤。

 

これだけのものが、丁寧に使われながら残っていることが素晴らしい!

 

エントリのために調べていたらこちらのブログに行き当たった。

豊富な写真で解説も詳しい。早速読者になった。