前回のつづき(かつ8回前のエントリの前)
塚山古墳群から船場亭(大渡やな)へ向かう途中に大谷町があったので大谷資料館に寄った。
昨年その近くで地底湖ツアーに参加させていただいて貴重な体験をしたが、資料館は未探訪だった。
資料館への道すがら、堂々とした大谷石の蔵が聳えていて思わず車を停めた。
株式会社屏風岩は、江戸時代から大谷石の採掘に携わってきた渡辺家にあった渡辺陳平が明治に興した会社。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/m58/education/bunka/monjyokan/documents/1282894163771.pdf
非公開だが外観を見ることはできる。
上記サイトによれば、左の寄棟屋根の西蔵は1908年(明治41年)の洋風建築、右の切妻屋根の東蔵は1912年(明治45年)の和風建築でどちらも栃木県指定の有形文化財に指定されている。
下記は東蔵。斜面に造成した石垣の上に聳え立っている。
門は開いていたが容易に入れないオーラがあった。
石段の右手には車で登れる石畳がった。表面の凹凸に趣があった。
そこから道路標識に従って行くとすぐに広い無料駐車場への入口があった。車と停めて、地上に開いた穴から漏れる涼しい空気を浴びながら歩くと資料館入口があった。大人700円(9時~17時)
坑内の気温は年間を通して一定なので夏はとても涼しい。
当エントリを書いている8/23は12度との表示。
入場口から地下階段を降りていく。
すぐに大空間が現れた。
周回コースに人が連なっていた。夏休みの休日、親子連れが多かった。
階段を下った場所から振り返ったところ。
舞台のような場所があった。そういえば去年の紅白での中継もあったような。
外への開口部が見える場所もあった。
外気温との差によって発生する霧が幻想的だった。
去年の地底湖ツアーのように水が溜まっている場所もあった。
この空間の大きさは、中にはいってみないと実感できない。
こちらは機械掘りの跡。
外に出て。山が薄皮だけ残っていた。
かつて石を運んだ懐かしい顔のトラックも。
公式サイトにはプロの写真が掲載されている。