前回のつづき。
明治丸の内部へ。甲板から階段を降りる。
階段の踏み板は鉛製。となりに「御座所(天皇の部屋)」があるので、音を小さくする配慮だったとのこと。
明治丸は当初は「御召し列車」ならぬ「御召し船」だった。
御座所はガラス越しの見学。左の奥には浴室もあるそう。
船尾の「サロン」
船尾の形に合わせたソファがゴージャスだった。
中央は送風機。当然冷房がないので助かった。
壁に施された装飾。かつての明かりはローソクだった。
船尾から。長椅子はどちらからも座れるよう背もたれが前後するようになっていた。
脇に小部屋が連なっており、各部屋に2段ベッドとソファがあった。
白で統一されたキッチン。
御座所の前を通って船の前の方へ進む。
右舷、船首方向。微妙にカーブした鉄の梁があった。
窓からは佃のマンションが見えた。
機関室だった部屋から上を見上げるとマストが見えた。
さらに船首方向。
先端の部屋。
時間入れ替え制で20分間の見学。重要文化財の中での貴重なひと時を過ごすことができた。