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墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常陸国総社(常陸國總社宮) 茨城県石岡市

茨城県の古墳、寺社、遺跡、街歩き

前々回のつづき。 

 「ふるさと歴史館」を後にして、市民会館前に車を停めたまま常陸国総社のサインに従って歩いて行った。

板塀、石塀、漆喰塀が整然とした、懐かしさを感じる道。

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 「○○醫院」の表札のある文化財のようなお宅。

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 100mほどで総社宮入口になった。大きな煉瓦造りの基台が1つあった。

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その先に背の高い鳥居と木蔭の参道。

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 以下は「石岡の文化と歴史」より。

祭神は、伊邪那岐命須佐之男命・邇々藝命・大國主命・大宮比賣命・布瑠大神である。

創建年代は不詳だが、社伝によれば聖武天皇天平年間に勅命により、国家の鎮護として天神地祇の六柱を合祀したのが始まりとされる。

総社とは通常国内の祭神を国府の地に集めて祀った神社を指し、地方における神祇祭祀において重要な役割を担ったもので、国府の宮などとも呼ばれる。当社は六所明神を祀る最も古い総社の一つである。

社宝には「常陸総社文書」「扁額三十六歌仙絵」「漆皮軍配」がある。常陸総社文書は治承3年(1179)を最古として、鹿島神宮文書より古く、天保年間に及び貴重な資料である。

扁額三十六歌仙絵は、文亀年間(1501~1503)小川城主薗部氏の女千代益が寄進したものといわれている。

三武将の軍配は、太田道灌・佐竹義宣・入野左衛門平就景のものだと伝えられる。

祭りは毎年9月15日に例大祭が行われ、神幸神事については、敬老の日を最終日とする土・日・月曜日に行われる。

(中略、以下若干省略)

関連する文化財として「石岡ばやし」「富田のささら」「土橋町の獅子頭」「仲之内町の獅子頭」「中町の山車人形(日本武尊)」「金丸町の山車人形(弁財天)」「金丸町の山車」がある。

 

鳥居を直進して突き当たると左に折れる。すると右手に背の高い倉庫群があった。9月の例大祭の山車などが納められているのだろう。

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正面に茅葺きの神門(随神門)があった。

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以下説明板より

随神門 寛永4年(1627)頃再建

天正18年(1590)、現在の石岡小学校敷地にあった常陸国府中城は佐竹義宣に攻められ落城しました。この戦乱から逃れるため、常陸國總社宮は石岡市内・谷向の地に一時的に遷座したと伝えられています。この随神門はその後に本来の鎮座地であるこの場所に再建されました。本殿とともに、境内で最も古い建造物で、天井にはかつての相撲番付が貼り付けられています。平成23年には茅葺屋根の葺き替えが行われました。 

門内には延宝8年(1680)、大仏師寂幻作の随神像(右大臣、左大臣)がガラスケースの中に置かれている。

 

境内を取り囲む、摂社末社

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中心には数種類のおみくじがあった。自分と妻は大吉、長男は小吉だった。

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拝殿は台地下方向の東を正面に向けていた。随神門からだと直進して左に90度向き直る。台地下側への急な石段。

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 こちらの境内には、日本武尊が腰掛けたといわれる「腰掛石」があった。

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 拝殿正面。念入りにお参りした。

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拝殿のすぐ前にあった楠の「御神木」

説明書きによれば、樹齢600年、樹高17m、樹周4m

関右馬允による「茨城県巨樹老木誌」にも収録された県下第一の大楠。昭和39年の火災で類焼しましたが、幹の周囲から次第に蘇生し、現在も力強い生命を保っています。

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他に参拝者は2,3組。正装した御家族が御祓いを受けていたが、その音が清々しく響いていた。

参道も境内も、その場にいるだけで清められていくような感じを受ける気持ちの良い神社だった。

つづく。